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まりんの我楽多箱

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2012.07.21
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カテゴリ:



昨日は、少し落ち着いていたアダム君の症状でしたが
今日は、朝の血液検査での肝臓の数値がかなり悪化し
黄疸もひどくなっているということで、急遽手術となりました。

結果から報告いたしますと!無輸血で無事終了し
ひとまずホッと心地です。
しかし、まだ今後の治療課題もあるので
手放しでは喜べないのが現状です。


と、結論から申し上げつつ・・・
本日のご報告をさせて頂きます。




いつもの通り、通院点滴の為に朝からママと病院へ行ったアダム君。

アダム君を看護士さんに預けて帰宅していたアダム君ママの元に
やはり数値が悪いので、これ以上悪化しないうちに手術をすると
主治医の先生から電話があったそうです。

とりあえず、輸血はしないで手術をする方針で行われるとのことでしたが
手術後のアダム君の状態で輸血が必要になるかもしれないので、
万が一に備えて、ご近所ワン友の有力候補達にスタンバイして貰いました。

ミルキーだけは昨日のうちにマッチング検査をしておいたのですが
残念ながら、アダム君の血液とはマッチせず候補から脱落。



マッチング検査だけでも検査費用がかかってしまうので
わざわざ遠方から来て頂いてマッチング検査をしても
必要ない場合も、またマッチしない場合もあるので・・・
まずは、近隣の協力候補犬の皆様に、
いつでも出動できるようにお願いしておきました。

アダム君の手術をするという連絡を受けてから
ママも私も、皆様との連絡に奔走したので、
ふたりして携帯のバッテリー切れという笑えない状況になり
お互いに自宅の電話に切り替えて、いざという時に備えました。

こういう時に、携帯って不便。
というかスマホきらいっっっっ!!(○`ε´○)
肝心な時に、いつもバッテリー切れになるのよねぇ~(泣)


さて、気を取り直して、
ここで、犬の血液型のお勉強です。

犬の血液型はDEA(Dog Erythrocyte Antigen -犬赤血球抗原)型で
分類されているそうです。
そして、なんと!犬の血液型は13種類以上あるとか!!
ヒトの血液型はABO式ではA型のみとかいうように
1人1種類の血液型ですが、
犬の場合は1頭の犬で上記のDEA型を複数持っているそうです。
国際標準としては、8種類の血液型が認められており、
日本式標記では、1と2とD1とD2の組み合わせで9種類となります。

以前は、血液型判定試薬が入手出来なかったため、
犬の血液型は調べられませんでしたが、
今は、血液型判定ができるようになったので
犬の安全な輸血を行うための血液型の組み合わせを確認することが
可能になったという事です。

せっかく、ミルキーもマッチング検査をして貰ったので
血液型を教えて貰っておこうと思います。

皆さんのワンちゃんも、健康診断の血液検査のついでに
血液型も調べておいて貰うといざという時に安心かもしれません。

調べてみたら、犬の献血センターであった
「ブルー十字動物血液センター」が破綻し、
献血のために飼育されていた犬達が放棄され社会的に問題となり、
その後、「シゲタ動物薬品工業」という動物薬品会社となりましたが
未承認の犬用血液型判定薬を販売したとして社長が逮捕され
これまた消滅してしまったようです。

ということで、犬の輸血や献血り現状は厳しいようで
飼い主が頑張って探すしか無いようです。


その「シゲタ動物薬品工業」によるマッチング表です。
データとしての信憑性は問題ないとかと思われます。
とりあえず、私たちは素人なので
こんな感じなのかと、大枠で知っている程度でも良いかと思います。



後は、獣医師さんにお任せですね。


この表を信じて、最適ななマッチングの確立を考えると
9/9×9=9/81=1/9
9頭中1頭となるので、安易なものじゃなさそうです。

安全じゃなくても、可能なものと、やむをえないを加えると
6+10+9/81=25/81 
割合に直すと、約31%の確立で、こちらでも容易いとは言えません。
やむ終えない場合を除いてしまうと2割として、最低5頭。
一頭から採取できる血液量と必要量を考えると・・・
必要な量を確保するには、大型犬なら10頭前後
小型~中型犬なら15頭以上を揃えればマッチングするのかも?

但し、犬は検査せずに輸血しても、
初回の輸血ではほとんど重篤な結果にはならないそうで、
以前は、あまり気にせず輸血していたようです。
こちらも、その犬の生命力次第なのかもしれませんが
私の経験上、複数の病気を持っている場合は
できるだけ輸血は避けるべきかと思っています。

私としては、輸血では無く、輸血の代替となる
イヌ・ネコ用の組換えエリスロポエチンの使用を
推進すればいいのにと思ってます。
(実は、私も人間用のエリスロポエチンのお世話になりました。)
イヌ・ネコ用の組換えエリスロポエチンについては、こちら参照
そういうものがあるのなら、そちらを普及させるのが
ベストのように思うのですが・・・素人考えでしょうかね?



とりあえず、すぐに出動できるワンちゃん達にお願いして
アダム君の手術が始まった頃にミルキーの散歩へ出ました。
一通り散歩を終えて、いつもの公演でミルキーが
みんなの家の前でミルキーが集合の合図をすると
ワン友さん達がママをひっばるようにして出て来てくれました。

みんなで、アダム君の手術の成功を祈りつつ
公演で犬達を遊ばせ、一回りして帰ろうとしいた時に
アダム君ママから連絡がありました。
「出血もあまり無く、手術中にてんかんの発作も出ず
無事に手術が終わった」とのことでした。
また、「今のところ輸血の必要は無さそう」とのことでした。

いやぁ~良かった♪良かった♪(^-^)



アダム君の場合、胆嚢の中の膿がドロドロに固まってしまい
肝臓やすい臓も悪化させてしまっているとのことで
まずは胆嚢を摘出しなければなりませんでした。

しかし、場合によっては、出血が止まらなくなったり
感染症や、敗血症など、合併症の危険性や
てんかんの発作の恐れもあり、
先生のお話を聞いていたら、
まるで地雷を避けるような手術だなぁという印象でした。

そんな難しい手術が無事に成功し、麻酔からも覚め
容態も落ち着いているようなので、ホッと一安心です。

昨日、私がアダム君とご対面した時には、
黄疸も出ていていましたが、嬉しそうに私に頭を出してくれました。
それが精一杯という感じで、とても痛々しかったのですが
早く、口から食事がとれるようになって
快方に向かって欲しいです。



ミルキーも血液検査で、少し肝臓の数値が微妙に高めだったので
ウコンを飲ませようかと思ってます。
アダム君の分も用意して待ってるから、
早く食べれるようになって戻って来てね♪




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Last updated  2012.07.22 04:22:09
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