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カテゴリ:犬
ここ最近、デング熱についてのニュースが目立ちますね。 最初の発生場所は代々木公園周辺と言われてますが 私が元気な頃はよく、 コリシェルのお仲間と代々木公園のドックランで 待ち合わせて遊んでいたので、 ちょっと他人事じゃなかったりします。 ↑ミルキーは、どーこだ?(笑) in代々木公園 日本では、今年の8月に1945年以来69年ぶりに 海外渡航歴が無く国内感染した 患者1例の症例を発見した事を発表しました。 厚生労働省の公式ホームページの 「デング熱に関するQ&A」によると デング熱ウィルスを媒介する蚊は、ネッタイシマカで 日本には常在しない蚊なのだそうです。 しかし、日本中に生息するヒトスジシマカも媒介できるそうで この蚊が現在、デング熱ウィルスを媒介しているようです。 今のところ、有効なワクチンや予防法は無く 特有の薬は無いようですが、予後は比較的良好のようです。 血漿漏出と出血傾向が主症状の場合は 適切な治療がなされないと致死性が高いですが、 症状が回復し始めると迅速に回復するのが特徴です。 2014年にはフィジーにおいても発症が広まり 1万人以上が感染しましたが、死亡者は11人。 2003年までデング熱は、 潜在的な生物兵器に分類されていたが、 伝染させるのはあまりにも難しく、 出血熱を引き起こす割合が比較的低いという理由から この分類からは除外さています。 また、国立感染症研究所 情報センターによると 「デングウイルスは、フラビウイルス科に属し、 血清型がは4種類有り 非致死性の熱性疾患であるデング熱(DF) と、 重症型のデング出血熱(DHF)やデングショック症候群の 二つの病態がある。」とのこと。 (1)デング熱(DF) 症状を示す患者の大多数は、 デング熱と呼ばれる一過性熱性疾患の症状を呈する。 感染3~7日後、突然の発熱で始まり、 頭痛、特に眼窩痛・筋肉痛・関節痛を伴うことが多く、 食欲不振、腹痛、便秘を伴うこともある。 発熱のパターンは二相性になることが多いようである。 発症後、3~4日後より胸部・体幹から始まる発疹が出現し、 四肢・顔面へ広がる。 これらの症状は1週間程度で消失し、 通常、後遺症なく回復する。 2)デング出血熱(DHF) デングウイルス感染後、デング熱とほぼ同様に発症して 経過した患者の一部において、突然に、 血漿漏出と出血傾向を主症状とするデング出血熱となる。 重篤な症状は、発熱が終わり 平熱に戻りかけたときに起こることが特徴的である。 患者は不安・興奮状態となり、 発汗がみられ、四肢は冷たくなる。 胸水や腹水が極めて高率にみられる。 また、肝臓の腫脹、補体の活性化、血小板減少、 血液凝固時間延長がみられる。 多くの例で細かい点状出血がみられる。 さらに出血熱の名が示すように、 10~20%の例で鼻出血・消化管出血などがみられる。 しかし、症状の主体は血漿漏出である。 血漿漏出がさらに進行すると、循環血液量の不足から hypovolemic shockになることがある。 症状の重症度によりGrade 1~4の4段階に分けられ、 ショック症状を示すGrade 3、4は デングショック症候群と呼ばれることもある。 デング出血熱は、適切な治療が行われないと死に至る疾患である。 致死率は国により、数パーセントから1パーセント以下と様々である。 本来デング熱ウィルスは、 熱帯、亜熱帯地方で流行しており、 ネッタイシマカが媒介していたので 日本には患者がいない病気だったんです。 でも、日本のヒトスジシマカも媒介できるということで 今回、問題となっていますが、 今のところ症状が死に至る危険性のある患者はいない模様。 日本国内で死亡することはめったにないそうですから、 それだけは、ちょっと安心できるところです。 但し、感染が2回目になると 重症化する可能性がぐんと高くなるらしいので要注意です。 これは蜂などに刺された場合の アナフィラキシー症候群に似てますね。 地球温暖化で日本も熱帯化しているといのも 発生の大きな要因なのかもしれませんが、 まだ日本の気候では、蚊は越冬して生息できません。 また卵を介してウイルスが次世代の蚊に伝わることも 報告されたことがないため 蚊の死滅する冬には収束すると思われます。 とりあえずは、ヒトスジシマカの活動時期は 5月中旬~10月下旬と言われているので その期間だけは、 できるだけ蚊に刺されないよう注意ですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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