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2015.03.20
テーマ：ラフ・コリー(573)
カテゴリ：犬
犬の躾と訓練は、ちょっと違うと私は思ってます。 躾とは、読んで字の如く、「身」が「美しい」です。 人間の場合は、人として 社会で生きていく為に必要なマナーでも有ります。 しかし、犬の場合の躾はマナーいとうよりは、 飼い主とその家族と犬が、共に幸せに暮らしていく為に 必要なルールを犬に教えることだと思います。 つまり、犬を飼う為には必要不可欠なものが 犬の躾なんだと思います。 対し犬の「訓練」は、必要不可欠なものというよりは、 さらに一段上のものを目指すものだと思っています。 ペットとして飼われる犬は、躾けだけで十分ですが 猟犬や牧羊、牧畜犬、盲導犬、軍用犬など、 ある目的をもって、人間の為の使役を行う犬の場合 訓練は不可欠なものとなります。 我家のミルキーの場合、ラフ・コリーという もともとは牧羊犬として作られた犬ですが 現在の日本では、牧羊犬として働いているコリーは 皆無に等しいです。  仲良し-牧羊犬(コリー、ボーダーコリー、シェルティ)トリオ♪ どんなにペットとして暮らしていても 使役犬として作られた能力は、良くも悪くも遺伝しています。 走るものを見れば追いかけたくなったり、 怪しい音がしたら、吠えて知らせたり、 広い牧場のどこに居ても聞こえるという声は 街中の住宅街では時に迷惑なったりします。 いざという時に羊を獣から守ったという、鋭い牙や爪は 手加減を間違えれば、人へ危害を加えるものとなります。 しかし、コリーは、牧羊犬なので 猟犬や軍用犬と異なり、自分より弱い動物を守ろうとし 危害を加えないようにする本能を持っています。 なので、訓練をしなくても躾レベルで 充分、お互いに快適な暮らしが出来る犬種だと思っています。  しかし、ミルキーにとって 食べて寝て、お散歩するだけの日々って どうなんたろう？なんて思ったりもします。 そんな中、たまたまコリークラブの先輩方にお誘いを受け 家庭犬訓練の練習をすることとなりました。 先代のコリーは、ミルキーよりもはるかに大きい 雄のコリーだったので、警察犬の訓練学校に預けて 訓練を入れてもらったのですが、 ミルキーは本当に何もしなくても 優しくて聞き分けの良い犬だったので その必要は、あまり感じなかったんですけれどね。 でも、ミルキーと共に何かをしてみたくて 訓練の練習をしたり審査会や競技会に参加してみました。  そして、やってみた結果、 ああ、やって良かった♪ということです。  妹のシェリーちゃんと入賞したり  それなりに結果を出すことが出来たり、 訓練を通してのお仲間が沢山出来たり、 嬉しいこともたくさんありました。  訓練が入って言うことを聞くようになったというよりも お互いのことがよく理解し合えたという事が大きいです。 恐らく、訓練の練習をしてなければ 遭遇しないであろう状況や、ミルキーの反応、 それに対して、私も大いに考え試行錯誤し、 ミルキーも私の期待に応えようと、一生懸命私を見てくれ ミルキーも考えてくれたと思っています。  これはきっと、訓練やそれに類することをした方なら きっと理解できることだと思うのですが、 犬も相手の要求を理解しようと頑張ってくれるんですよね。  そして、自分に要求されている事を理解し 相手の期待に応えて褒められることを喜びとしてくれるのです。  訓練は犬にとってストレスになるか？ その答えは、yesでも有りNoでもあるだと思います。 つまり、ストレスとなるか否かは、 教え方と、犬の性格によると思うのです。  犬にも、体調の悪い日もあれば、気乗りしない日もあります。 初めてやる事、慣れない事を強制されれば 理解するまでは、やりたくないと思うでしょう。 それは、人間の子供に勉強を教えるのと一緒です。 ですから、強制は極力短い時間でストレスを感じる前に止めて 少しずつ、積み重ねる練習が必要です。  本当に要求されている事が理解できるようになれば ストレスよりもむしろ、やって褒められようとします。 我家のミルキーは、私が他の犬を教えていると やきもちを妬いて、自分も出来るとアピールします。 無視して続けていると、一緒に競うようにやってたりします。 私は、おやつを使わない訓練方法で教わったので ミルキーの訓練にはおやつは使ってませんので おやつ目的で訓練科目をやっているわけではありません。 とにかく、褒められたい！ それがミルキーの要求です。  しかし、3.11ミルキーの以来訓練の練習はほとんどやっておらず 最近は、おやつを使う練習に参加して、 おやつを貰うことも覚えてしまったので 怪しいですが・・・(笑) 訓練を行うと、コマンドを教えることとなるので これがいざという時に役に立ったりします。 最近は、歳をとったせいで、階段を降りるのが下手になり 最後の数段を慌てて降りてコケそうになるのですが 脚側で「ゆっくり」というコマンドを理解しているので 階段の後半で「ゆっくり」と言うと ゆっくり慎重に降りてくれるのでコケることがなくなりました。 基本となる「待て」や「来い」のコマンドも 完璧に入っていれば、どんな時でも役立ちます。 これは、躾けの範囲にも入るでしょう。 常に良い子でいる犬はもともとの性格でしょうが たいていの犬は、自由にしている時はやんちゃ坊主です。 でも、必要な時にコマンドが使えれば 飼い主の助けにもなりますし、犬自身を守ることなります。 何かあれば、すぐに抱いてしまえる小型犬では無く 体が大きく、力の強い大型犬なら特に必要でしょう。 ミルキーも、軽井沢の別荘の下の川で遊んでいて 黒スズメバチに襲われた時に、 山の中に逃げ込んでしまう可能性大でしたが・・・ 私の「来い！」というコマンドで スズメバチの大群が体中にたかっている状態のまま 必死に川を渡って私の元に戻って来てくれました。 もしあの状態で山の中に逃げ込んでいたら ミルキーを探し出せたかわかりませんでした。 もちろん、蜂に刺されてショック死してるかも？と 生きた心地がしなかったことでしょう。 愛犬とのより良い暮らし、幸せな暮らしの為にも 躾と訓練はお勧めしたいと思います。 人間の子供も、どんなに良い性格でも 躾がなってないと、あらら…残念。って思いますから(笑) お宅のお子さんは、靴を脱いだら揃えますか？ 部屋のドアは開けたら閉めますか？ 使った食器は、自分で下げますか？ 最近の子供は見事なくらい、えんぴつの持ち方が変です。 これらも現代では必要なマナー、躾けとして 認知されているのかも疑問ですが・・・(^_^;) 子供たちを観察していると面白いです。 まぁ、私の見ている年齢は反抗期なので わかってて、わざとやらない子供もいます。 犬の場合は、そういう事はありませんから、 躾のしがい、訓練のしがいがありますよ♪ 今週末の日曜日に、 コリークラブの訓練の練習会があります。 私は、3.11で常磐道が破壊されて通行できず 訓練の練習に通えなくなって中止して以来 私の病気も重なって訓練はお休みしています。 ミルキーも来月で１０歳なので、そろそろ引退し ゆっくりのんびり余生を暮らさせてあげたい気もするので迷い中。 ですが、JCCの訓練の良さは、お仲間と一緒に励まし合い アドバイスされたり、したり、悩みを相談したりと お互いの犬を通じで、より犬を知ることが出来るところなので ミルキーを連れて参加しようと思っています。 ご参加予定の皆さま宜しくお願い致します。  にほんブログ村 ↑ ブログランキングに参加中です♪ 宜しければ、ポチっと1クリックお願いします。m(__)m お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2015.03.21 07:28:01
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