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カテゴリ:犬
犬の感覚器官で、 もっとも優れていると言われているのは 嗅覚つまり、匂いを嗅ぐ能力です。 一般的に犬の嗅覚は、 人の1億倍まで感知できるとされていますが、 足跡追及などの臭気の追跡は、 汗に含まれる揮発性脂肪酸を感知する能力に 依存しているといわれています。 次に優れている感覚器官は、 効く能力である聴覚です。 犬は、自然界に存在するいろいろな周波数の音の中から、 65~50,000Hz(ヘルツ)の周波数の音を とらえることができるといわれています。 それに対し、人の耳は 16~20,000Hzの範囲までといわれ、 普段わたしたちが会話をしている周波数は 200~4,000Hzで、 周波数の多い方が高音として聞こえます。 犬にとってもっとも感度がよい周波数は 8,000Hz付近といわれ、 65Hz以下は聞こえないようです。 周波数から見ても人と比べ、 犬のほうが数倍高い周波数を聞き分けるかがわかります。 よく知られる犬笛は人の耳では聞くことができない 超高音波(約30,000Hz)が用いられています。 視覚と味覚は、人間よりも劣っている部分もあり 犬の眼は、近眼で100メートル離れた場所に 立っている人の区別がつかないといわれています。 また、日中の明るいところよりも、 暗がりでもっともよく見えるようになっているようです。 犬の味覚はあまり敏感でなく、 果物などに含まれる糖や 他の甘味物質を感知する能力を持っていることと、 甘味に反応する味蕾の数が多いため、 甘いものを大変好みます。 また、苦味を感知する能力については 明らかでなはいようです。 さぁ~て、私がなぜ 犬の感覚器官について書いたかというと、 今まさに、10歳のミルキーの嗅覚の可能性に ちょっとした疑問を抱いたからです。 ほんの一週間前までの私の心境は 以下のような感じでした。 ミルキーの臭覚訓練における迷いの原因は、 私の迷いなのかも? もっとミルキーを信じて良いのかな? 臭いは理解しているけれど、私が何を求めているのか はっきり伝わっていないのかも? ダンベル持来が得意なミルキーが 臭覚になったとたん、ダンベルをじーっと見つめて 困った顔をしている時があるのは 私が何を要求しているのか理解できず 困っているのかも? 金属ダンベルだと、 ちゃんと嗅ぎ分けて持って来ていて 失敗する確率が低いのに 木になると適当に持って来る気がする。 途中で中断したり、再開したりしているから ミルキーも色々考えて迷っているのかなぁ? 言葉が伝わらないから難しい。。。 再開し始めた頃に ミルキーが嗅ぐことをせずに 適当に持って来る事が多くて 「やっぱ出来ないかぁ~?」と苦笑いしながら しゃがんで頭を抱えていたら、 ミルキーが私の肩に両前足をかけて 顔を覗き込んで鼻を擦り付け来たんですよね。 まるで「ママ、がっかりしないで、私頑張るから」 とでも言っているように。 今は、その時よりも 私が何を求めているのか 理解できるようになって来た気がします。 それでも、やっぱり一抹の不安が頭をよぎります。 それは、ミルキーの10歳という年齢。 人間の場合、歳をとると、感覚機能は衰えます、 ミルキーも人間の年齢に換算すると70歳越え 目は4歳の時から白内障が出ています。 (サプリメント等のおかげで当時からさほど進まず 両目とも見えているようです。) UDの科目には嗅覚を使う臭覚選別があります。 5年前から始めたのものの 健康的、物理的、状況的事情から 4年近く中断したままでした。 その間に、すっかりミルキーも歳をとり 足腰の衰えが一番の心配となってます。 今の所、足腰はまだ大丈夫そうなんですけどね。 臭覚練習を再開して2週間くらいは、 出来ているような?出来ていないような? 教える私自身が匂いがわからないので教えにくい上に ミルキーの嗅覚を疑っていては迷走するばかり。 そこで、人より犬が優れているという嗅覚のしくみと その嗅ぎ分けについて考えてみたわけです。 すると、やはり犬の老化による感覚の衰えで 一番衰えにくいのは嗅覚なのだそうです。 ほとんどの老犬が亡くなる寸前まで 嗅覚は衰えず、目が見えなくても 鼻先に食べ物を持っていくと口を開けたそうです。 とはいえ、訓練の臭覚選別は、 審査寸前にダンベルを握って匂いをつけ それを他のダンベルと混ぜた中から持って来るというものです。 一瞬握っただけの匂いを嗅ぎ分けるわけで・・・ 嗅覚とは、鼻の中に広がる「嗅粘膜」に存在する 「嗅細胞」が「臭い分子」を受容して、 その化学的な刺激を電気信号に変換して「脳」に伝え、 それによって、脳が「臭い」を感知することをいいます。 臭いを嗅ぐ能力は、鼻の中(鼻腔内)の嗅粘膜の広さと 嗅粘膜上の嗅細胞の数によって決まります。 犬の嗅粘膜はヒダが多くて、表面積がとても広く、 人間の10~50倍といわれ、 また、嗅細胞の数も、人が約 500万個なのに対し、 犬では約2億個と推測されています。 そのうえ、犬の嗅細胞自体の感度も、 人よりずっとすぐれています。 そのため、犬の嗅覚は人とは比較にならないほど鋭敏で、 たとえば汗の一成分を嗅ぎとる能力で比べると、 犬は人の百万倍~1億倍の能力をもっていることになります。 これらの能力差は視覚にたとえると、 肉眼と、百万倍や1億倍の倍率をもつ 顕微鏡との差にも匹敵します。 そんな犬の嗅覚を利用して、犯罪の捜査で活躍するのが警察犬です。 人は、1日に約 800ccの汗をかくといわれます。 そのうち、片方の足の裏から分泌される汗の量は、 約2%の16ccとか。 その汗が靴下を通して、毎日、靴底に染み込んでいきます。 ですから、人が歩くと、ちょうどスタンプを押したように、 道の上にペタペタとその人の汗の臭いの跡が ついていくことになります。 警察犬は、最初に「犯人」の「遺留品」を嗅いで、 その「臭い」をおぼえ、地面や建物、草木などに 残された靴跡などから犯人の臭いの跡を追いかけていくわけです。 とはいえ、犯人の臭いだけで、跡を追うわけではありません。 たとえば、人が草を踏むと、その草から何らかの臭いが発生します。 警察犬は、それらの臭いを組み合わせることによって、 さらに正確に犯人の痕跡を追及していくのではないか、 といわれています。 『花王ペットサイト』より また、最近では、ガン患者を見分ける ガン探知能力が注目されて研究されています。 これは、ガン患者の体内で生成される 何らかの化学物質を犬が嗅ぎ分けているという事を 科学的に証明しようとする研究です。 今は、まだ「何らかの化学物質」を 特定するまでには至っていないようですが、 ガン探知能力がある犬が存在するのは間違いないようです。 ガン探知犬については、こちらをご参照ください。 犬の嗅覚の能力は私が思うよりずっと優れているようですし、 人間の匂いって靴の底にまで染み込んでるって ホント?って疑いたくなっちゃいます。 でも、足の匂いほどじゃないにしても、 直接ダンベルに手の匂いを擦り込むわげですから 犬の嗅覚したら、楽勝なのかも? また、警察犬が犯人の足跡を追う時に 人が草を踏んだ時に発生する臭いや 様々な臭いを組み合わせることによって、 さらに正確に犯人の痕跡を追及していくとのことなので ダンベルに匂いを擦り込む時の摩擦匂いも 嗅ぎ分ける手掛かりになるわけですね。 ましてや、毎日嗅いでる飼い主の匂いですら 多少、年齢を重ねて嗅覚が衰えても忘れないですよね? コリーのようにマズルの長い犬は 犬の中でも嗅覚力に優れているのだそうです。 だから、昔から、警察犬種になれる5犬種 (ジャーマンシェパード、ドーベルマン、 エアデールテリア、コリー、ボクサー)の中に コリーが含まれているのでしょうね。 ちなみに上記5犬種の他に 昭和59年(1984)ラブラドール・リトリバーが、 平成4年(1992ゴールデン・リトリバーが追加されて 今は、警察犬7犬種になったそうです。 つまり、コリーにとっては、 理解さえすれば簡単な作業なのかもしれません。 他の科目は、日頃の遊びの中でやっている事の 延長線上にある気がするので なんとなく出来るような科目がほとんどなんですよね。 犬にとっては、サービス科目と言われて 臭覚で、これほど躓いている自分が情けない。。。 師匠曰く、2ヶ月もあれば 完璧にマスター出来る科目だそうなので、 ミルキーが悪いみたいで、ミルキーにも申し訳ない。 まぁ、中断する前は 金属ダンベルを咥えさせるだけで時間がかかってしまい 実際に臭覚の練習は1週間と少しで中止しちゃったから 今回と合わせてトータル5週間弱くらい? だから、あと1か月は辛抱なのかな? って・・・茨城に間に合わないじゃん!(^_^;) 6年前の茨城審査会でCDXに合格したんです。 この年の特別競技会と、長野審査会で CDXは卒業したつもりなんだけどなぁ。。。 いやぁ~、長い道のりだ。(>_<) まぁ、とりあえずの目標を茨城審査会にしておきます。 なんとか年内合格に向けて、精進、精進(笑) ブログランキングに参加中です♪ 読み逃げOK!ですが・・ ポチっと1クリックお願いします。m(__)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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