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テーマ:ラフ・コリー(573)
カテゴリ:犬
2月21日は日本コリークラブ千葉支部展覧会でした。 今回はお昼休みを利用し 訓練のエキシビションを開催致しました。 と言っても、支部の訓練のベテラン指導者の皆様は 展覧会開催で忙しかったり、ご自身愛犬を出陳中であったりで 今回は、比較的手が空いている支部員とと 訓練経験犬で演技披露をしました。 ショーにご参加の皆様の中には、 訓練にも精通されておれる方も多いとは思いますが、 ショーだけで訓練はあまり見たことが無いという方や、 コリークラブの会員では無い方に、 コリークラブの訓練とはどういうものかを 知って頂く機会になればというのが開催目的です。 なので、競技会や審査会のように 細かい規定をあまり意識せず、とにかく楽しく♪をモットーに 各クラスの見どころと、肝となる科目の一部を 現役訓練犬のみなさんに披露して貰いました。 ますば、 【1】支部長のあいさつ つづいて、先ほどの 【2】JCC家庭犬訓練について 簡単にコリークラブの訓練資格を説明しますと、 訓練クラスは、 1.C.D.P.( Companion Dog Primary) 初級家庭犬資格 2.C.D. (Companion Dog) 家庭犬資格 3.C.D.X. (Companion Dog eXcellent) 上級家庭犬資格 4.U.D. (Utility Dog) 実用使役家庭犬資格 というように、 C.D.P. C.D. C.D.X. U.D.の四段階となっています。 また、競技会へは、各資格を有する犬と 2次審査兼競技会参加犬のみが参加ができます。 コリー&シェルティは、訓練をしなくても 頭も性格も見た目も美しいので、 訓練の必要を感じられない方も多いと思います。 うちの子は良い子~♪という方も多いですよね? でもこれから行う犬たちの演技は、 普通にペットとして飼っている犬にはできないものも多いですが、 コリーシェルティならどの犬でも出来ることです。 日常生活では、牧羊犬として受け継がれてきた本来のポテンシャルを 最大限に引き出す機会がなかなかありませんが、 訓練を通してその能力を引出し共に楽しめるのが、 コリークラブの訓練です。 そして、 【3】CDP~CDX科目披露 トップバッターは、 (1)シェルティのチョコ君による脚側行進 チョコ君2歳? 訓練歴1年 CDX練習中 パパの指示を見ながら、頑張ってくれましたが 途中、地面の匂いの誘惑に惑わされているところも有りました。 なにしろ、ショーが終わったばかりのリンクですから 釣り餌のカスが落ちていたりするんですよね。 ショーは、釣り餌の使用は許可されていますが 訓練では一切許されていません。 なので、今回のリンクは犬達にとって かなりハードルの高いものとなりましたが みんな本当によく頑張ってくれました♪ Companion Dogの訓練は初級から上級までありますが、 一貫して科目として採用されているのがこの脚側行進です。 ハンドラーの横に顔が来る位置をキープしながら、 ハンドラーの歩調に合わせ歩くという基本中の基本で有り、 これはさらに上の使役犬UDクラスでも大切になって来ます。 続いて (2)コリーのアロ君による高跳持来 アロ君2歳 訓練歴1年 CDX練習中 上級家庭犬資格CDXでは、ダンベルや高跳台や幅跳台を使用します。 アロ君は、高跳び持来の科目を披露してくれました。 ハンドラーのパパが高跳び台の向こうへダンベルを投げ 指示と共に高跳びを跳んでそれを拾いに行き、 再度高跳びを跳んで持って来る科目です。 家庭犬資格と言っても普通の家庭では使わない能力となりますが、 本来コリーシェルティなら、練習すれば出来る能力を持っています。 うちの子にもこんな事が出来るんだと実感して頂ける科目が多い資格です。 ちなみに、向こうで見ているのはミルキーです(笑) 出番が無くてご不満なミルキーです(笑) 【4】 UD科目披露 U.D.(Utility Dog)実用使役家庭犬資格は 、家庭犬資格と違い、牧羊犬としての本能を引き出す科目が多くなります。 遠隔操作や臭覚選別など、警察犬に近い科目があります。 (3)シェルティのアーサー君による臭覚選別 (1本一種類のみ) アーサー君3歳 訓練歴2年 GD-CH 2015年本部競技会上位入賞 今回は唯一、ショーにも出陳後のエキシビション参加犬です。 本来は、革製5本、金属製5本、木製5本、 合計15本の番号が付けられている無臭ダンベルの中から 当日指定された番号のダンベルを使用します。 そして、それぞれ当日くじ引きで決められた番号のダンベルに ハンドラーの手の匂いを付けて残りのダンベルの中に戻し それを犬が探し出して咥えてとって戻って来るというものです。 本来は、アタリの番号をアナウンスすることはありませんが 今回はエキシビションなので、 アタリ番号のダンベルに後ろ向きのまま ハンドラーの手の匂いをつけて貰い ギャラリーの皆様に 本物品をお見せしてから他のダンベルの間に置きました。 ハンドラーの指示でまっしぐらに向かい ハンドラーの匂いのものを嗅ぎ分けます。 今回は、時間短縮の為に金属一種類のみを持来して貰いました。 アーサー君は、午前中のグランド戦にも出陳されており ショーシーズン中で訓練はシーズンオフでしたが 迷わずアタリを的中。 嬉しそうにハンドラーであるママの方へ向かった?と思ったら 司会をしている私の元に持って来てくれちゃいました。 「ほら、僕正解でしょ?」と私を見上げる顔が あまりにも可愛らしくて、つい受け取りたくなっちゃいましたが ハンドラーであるママの元に行って貰いました(^^ゞ 場を読むのがうますぎですよ~、アーサー君(笑) (4) コリーのスロット君による命令によるジャンプ (高跳び化幅跳びのみ) スロット君2歳 訓練歴1年 T-CH 2015年本部競技会上位入賞 これは、ハントラーの指示で犬を前進させてから停止、 さらに左右へ移動させて、高跳びと幅跳びを跳んで戻って来る科目となります。 犬は、ハンドラーから離れて動くことになるので 不安が伴い、かなり難しい科目となります。 今回はスタッフ総出で出演中で、 お写真も頂いたものばかりなもので・・・ スロット君のカッコイイ引きの写真家無いのが残念です。 まっすぐ前進して、遠隔指示で高跳び台の前まで移動し 綺麗なジャンプをして戻って来ました。 【5】シニアの訓練について (5)ミルキーによるシニア犬演技 (当日のミルキーの体調と全体の時間で決めた科目) ミルキーの紹介 11歳 訓練歴8年 T-CH 2011年本部競技会 1席入賞 当日のミルキーのコンディションと 時間の関係で披露できれば シニアでも忘れず、ここまで出来ますというところを 見せたいかと思ったのですが・・・ 会場がコンクリートであるのと、 朝、試しに跳ばせてみたところ 低めの高さでも後ろ足を擦りながらギリギリを跳んでいたのと 時間的にギリギリでしたので、 今回はミルキーに個人演技は参加させませんでした。 写真は、昨年10月の競技会の時のミルキーです。 犬は、賢いもので一度しっかりマスターした演技は かなりの期間練習していなくても覚えています。 また、本番のリンクを経験すると、 どんな状況であろうとハンドラーの指示に従おうとしてくれます。 遊びと、真剣モードの区別もつくようになります。 その応用で、日常生活でも、いざという時に出す 真剣な指示には的確に応じてくれます。 まぁ・・・ お遊びモードの時は舐められることもありますけどね(^^ゞ コリーは、シェパード等と違って飼い主の顔色やら 周囲の状況で判断するずる賢さも兼ね備えているようです(笑) 【6】 団体科目披露 (参加協力犬全員で団体科目披露) 手前から、伏せ、座れ、立ての状態で犬を待たせ ハンドラーが犬から離れて正面で立って待ちます。 本来は、それぞれのクラス毎に時間も1分~5分とそれぞれなのですが 今回は全クラス共に1分で行いました。 出番を待っていたミルキーも、出番がありご満悦。 団体は、沢山の犬が並んでいる方が見ごたえがあると思い 訓練経験犬の飛び入り参加を募ったところ かつてのミルキーの訓練お仲間が参加して下さいました。 また、本部競技会で日本一4連覇の記録を持つ 13歳になられたというモネ&ジュレ君も参加してくれました。 訓練のシーズンオフだった上に エキシビション開催も急きょ決まったもので ご参加頂いた訓練犬&ハンドラーの皆様も練習の時間も無く ぶっつけ本場でしたが、頑張って下さいました。 楽しそうに演技している犬とハンドラーを見て 訓練の魅力を感じて下さった方がおられたら嬉しく思います。 ちなみに、この日のBOSは、 アロ君とスロット君の同胎兄妹犬でした。 才色兼備兄妹犬ですね~♪ まだまだ若いし、今後の活躍に期待です! 今年も千葉支部は、訓練にも力を入れており、 2月~4月の訓練練習会開催が予定されております。 2月21日(日) 3月27日(日) 4月24日(日) いずれも場所は千葉市「どっくぷれすわん」 午前10時~ 詳しくはコリークラブ千葉支部のホームページをご覧ください。 にほんブログ村 ↑ ブログランキングに参加中です♪ 宜しければ、ポチっと1クリックお願いします。m(__)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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