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前回お話した通り、日本での学校や社会で生きづらさを感じる大きな要因に「発達障害」が大きく関係しています。 そこで、今回は「発達障害」ついて深掘りしたいと思います。 一般的に「発達障害」は、生まれつきの脳機能の発達の偏りによる障害と言われています。 (私は、「脳機能の発達の偏り」という定義よりも「生まれつきみられる脳の働き方の違い」と定義したいです。) まず、真っ先に言っておきたいのですが、「発達障害」の傾向がある者の多くは、単なる障害ではありません!! それは、ひとつの個性であり、場合によっては才能なのだと私は思います。 今回は、そのことについて、多くの方に知って欲しいと思います。 政府広報オンラインHPには、『発達障害は、広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害など、脳機能の発達に関係する障害です。 発達障害のある人は、他人との関係づくりやコミュニケーションなどがとても苦手ですが、優れた能力が発揮されている場合もあり、周りから見てアンバランスな様子が理解されにくい障害です。 発達障害の人たちが個々の能力を伸ばし、社会の中で自立していくためには、こどものうちからの「気づき」と「適切なサポート」、そして、発達障害に対する私たち一人ひとりの理解が必要です。』と説明されています。 しかし、発達障害と定義されるものは、子供の頃にはわからず、大人になってから疑われるケースも多いようです。 第4回で触れますが、過去の偉人や現代の著名人にもそうした人が多く見受けられます。 『神経発達症(発達障害)は珍しいものではありません。 特性のあらわれ方や程度は、人それぞれ。大人になってから明らかになることもあります。』 沢井製薬の大人の神経発達症(発達障害)より 同サイトによると大人の発達障害以下のようなものです。 『神経発達症(発達障害)は、生まれつきみられる脳の働き方の違いによって、コミュニケーションや対人関係など、日常生活に困難が生じる状態です。 神経発達症(発達障害)には、ADHD(注意欠如多動症)、ASD(自閉スペクトラム症)、学習障害(発達性学習症)などがあります)。 神経発達症(発達障害)の特性のあらわれ方は、その人や生活環境によってさまざまで、複数の神経発達症(発達障害)を併せ持つこともあります)。』 さすが、製薬会社のHPです。 「脳機能の発達の偏り」ではなく「生まれつきみられる脳の働き方の違い」としてし、「障害」という言葉を使用せず「神経発達症」としています。 私は、長年、塾講師・家庭教師として子供と密に接して来ました。 その間にも、この子は?と、思う者が多々おりました。 保護者からグレーゾーン(障害判定が曖昧の者)として相談を受けることも度々ありました。 今でこそ、この分野の研究が進んでいますが、以前は、発達障害の原因は、親のしつけの問題と言われている時期もありました。 しかし、今は研究も進み、近年の調査では、神経発達症(発達障害)の特徴を持つ人は珍しくなく、身近にいることがわかってきました。 (日本では、10人にひとりの割合だそうです) それだけ多くの人が持っている特徴を「障害」と呼んで良いのか?との疑問が生じます。 次回は、私が「障害」とは呼びたくない理由を具体的にご説明したいと思います。 生きづらさについて考える 第四回 (障害?才能?) につづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.10.14 07:00:14
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