終わりのカケラで、終わりカケで。
なぜだか、ペダルをこぐ脚に力が入る。どうしてだか、大きな声で叫びたくなる。 そんな夏の終わりカケ。 この巡る焦燥感はなんだろな。夏が終わることに対する焦りかな?意味があるんだか、無意味なんだか。変えようと思ったことはあっても、あんまり変わってない僕がいて。んー?どっか変われたか?変われよ日常!!なんて思ったって、勝手に変わるわけないし。何が変わってほしいのかさえ、曖昧だ。 徹夜のカラオケの後になんだか変な高テンションのまま、朝焼けを見に、河川敷までペダルをこいで。帰り道がしんどいなんてこと、考えもしないでさ。河川敷にひっくり返って、空を見上げて。隣の友人二人は眠ってしまった中。僕は何を考えていたんだろうね。ぼんやりと・・・もしかしたら寝てたのかもね。 徐々に射す光に。こんなに空を見つめ続けたのって、久しぶりだ。 バイトの帰りの深夜の道でペダルに、これでもか!!ってぐらいに力を込めてみる僕もいて、風を浴びて、汗だくになって、息を荒げて。 そんな夏の終わりのカケラ。