garden

乙一のＺＯＯの帯に書かれていた
北上次郎（だっけ？）のコメントを思い出した。
「何なんだこれは？」

タランティーノワールドありき。
というか、それのみの世界。
ハマル人にはハマルだろうけど、
嫌いな人は嫌いであろう作品。
というか、受け入れる人のが少ないと思うよ、これ。
なんでこんな大々的に宣伝して
全国上映するのか不思議でたまらない。
無名の監督＆俳優だったら、
間違いなくミニシアター系になってたであろう本作。

ユマ･サーマンをどうしても主役で使いたい、と、
出産待ちまでして作りたかったのはこれなのかい？
と、かなりずっこけました。

あのわけのわからない日本語のナレーターは何？
ユマやルーシーが使う片言の日本語の意味は？

真面目に見たら疑問しか浮かばない作品ですが、
いい意味でも悪い意味でも異世界に連れてってもらえる
作品でもあり、
大筋しかないストーリー展開と、
斬りまくりのギャグバイオレンスを
ＱＴが作ると、そこそこ面白く、印象的なのは
ほんと不思議。才能でしょうね。
9割力技で持ってかれる作品。

はじめのうちは、
「よかった、映画館行かないで」
なんて思ってたのに、
ラストには
「はやく２見たい」にさせてくれるんですから。
別に想像以外の展開なんて
ひとつもないのにね。

そんなわけで、ＱＴ作品初体験の方は、
いきなり映画館に行くのは止めたほうがいいかと思われます。



↓Ｍｙタランティーノベスト１作品
未見の人は絶対見て。
バイオレンス駄目じゃなきゃ外さないはず。1901円。


↓世間的な評価低いけど大好きな作品。
「スモーク」のハーベイ・カイテルまでもが、
ギャグキャラ。ＱＴはカメオ出演してたような。