garden

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総じて良質の作品と思う。
2分にも及ぶ心の声のみの暗いオープニング、
とことん暗く、生真面目で、小心者の主人公。（ニコラス・ケイジ）
明るくお馬鹿で好奇心旺盛な双子の兄弟。（ニコラス・ケイジ）
脚本の原作者でキャリアウーマンなのに欲という魅力に溺れる中年女。（メリル・ストリープ）
中年女の取材対象となる薄汚いマニア男。（クリス・クーパー＠アカデミー助演男優賞受賞）
これらの登場人物のそれぞれの人生と、交錯を描いた作品。

主人公は、鑑賞を止めたくなるほど、暗くて気持ち悪い男。
そんな男の日常だから、誰もが面白いと思えるエンターテイメント性は皆無。
中盤中だるみも若干あるが、以降ラストにかけての、
スピーディーな展開と破滅、そして希望の描写は見事。
ありきたりな題材も多用しているし、
ラストまでは主人公の魅力を感じれる観客の最も少ない作品。
それなのに、見るほどに、吸い込まれていく麻薬のような作品に
なし得たのは、構成と演出と俳優の優れた技量なのだろう。
久々に地味だけれど、良質な作品を見た、と思った。

満足度：★★★★☆
ニック熱演度：★★★☆
キャスティング：★★★★☆
考えさせられる度：★★★☆
総評：★★★★☆

DVD買うなら･･･2000円。
何度も見たいとは思わないので。
映画館で見るなら･･･2500円。
プレミア席代払っても納得の質の高さと満足感。

お勧めな層：子供以外なら男女問わずイケる作品。
ただ、ザッツエンターテイメント以外は好まない人は避けた方がいいかもしれない。
導入が難解で白けるかもしれない。
そういう人にこそ、たまには見てほしい作品とも思うけれど。

「類似作品」
浮かばないな、独特で。
強いてあげるならやはり「プレッジ」かなぁ。
うーん、でも全然違うけど。
感覚的にはJデップ監督作品「ブレイブ」も思い浮かぶ。
けど、これも違うんだよね。
共通点は、独特の世界観と暗さかなぁ。

これ気に入った人ならこれがいいよ、ってのも思い浮かばない。
つまり、それだけ独特な作品ということでしょう。
と、書いてから思い出した。
多分「マルホランド・ドライブ」みたいのが嫌いじゃない人なら
イケる気がする。

因みに、主人公「チャーリー・カウフマン」は、
あの「マルコビッチの穴」の脚本家。
でもって、チャーリーは実在するが、ドナルドは実在しないらしい。
現実なのか、非現実なのか。
答えはどちらでもあり、良くも悪くも
とにかく見終わったあとしばらくはひたっていられる作品だろう。
「キル・ビル」とは全く対極の意味で5つ星か１つ星か
好みがはっきりと別れる映画。


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今日ランダムで楽天内をうろうろしてたら、
ぴ～かん！さんのページの日記で面白いモノを発見。
よくある心理・診断テスト系のもので、
「恋愛成績表」というもの。

結果は↓
http://hanihoh.com/love2/result/index.cgi?k=040502-21-67368
質問内容が多いわりに、
「違う」と思う部分も多かったけど、
当たってる部分も無きにしもあらずって感じでした。

日記リンクも追加させてもらいました。

一昨日の日記の「トーク・トゥー・ハー」は
あとでやります。