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2004.08.13
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カテゴリ:映画
原作も筋があってないようなものだし、
いたしかたない。
でも、酷評を受けるほどのものでなく、
まあ普通というか、
日本映画のレベルとしては
ごくごく標準的かなと言う感じ。
響くところもあれば響かないところもある、みたいな。

主役の子、飯島愛に雰囲気が似てましたね。
阿部寛、いい味出してましたね。
彼氏のラストのメールで
泣かせるつもりだったんでしょーが、
あの結末じゃ、だったら死ぬなよ、手放すなよ、と
一気に観客を引き離してしまうだろうな、と
かなり客観的に見てみたり。
まあ、そんな少女漫画的な青さが、
若くて、かつ、悪びれてる子には、
「あたし突っ張ってるけど
心の底ではこんなピュアな恋したいのよ」
と共感させる意図だったんでしょうが。

こんなに傍観者にしかなれない作品も
ある意味稀ではないかと。

最も、原作も、「いよいよ出したのね、暴露本」
と思わせぶりなことしといて、
肝心な部分にはかする程度しか触れていない、
しょうもないものでしたが。

今さら純ぶらずに、赤裸々に書けばいいものを、
話題性だけで売れちゃったもんだから、
2作目はあまり話題にならなかったようだし。

そもそも飯島さんの若かりし頃の行動には、
感情移入できるような不幸なネタなどなく、
全て無鉄砲すぎた自業自得からなるもので。

現実の裏世界にはもっともっとドラマチックな話が
あふれているのにね。

これだったら
映画はよくなかったけど、内田春菊の自伝、
ファザーファッカーのが俄然よいと思うな。

余談だけど、アフェリというか、
作品のパケ写掲載用に探したけど、
テレビ版しか売ってなかった。
やっぱり売れてないのかなぁ。





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Last updated  2004.08.16 04:58:46
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