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演出も、それぞれの演技も
なかなかのもの。
マシュー･マコノヒー、
ケビン・スペイシー、
サミュエル・L・ジャクソン、
サンドラ・ブロック、
アシュレイ・ジャッド、
なかなか豪華なキャストだし、
法廷モノが好きな人であれば、
それなり以上に楽しませてもらえる作品。

ただ、マシューを応援し、勝利を勝ち取ってもらいたい
と思う一方で、どうしても腑に落ちない点も。

父としてのサミュエル側の気持ちもわからないでもないし、
彼の娘を犯した奴らは許すべきではない、決して。

だから、もし私が彼と同じ立場なら、
彼のような報復をしないとは否定できない。

けれど、やっぱり殺人は殺人。
仕返しがいつでもまかり通って無罪になっていたら、
法の意味など無くなるし、
世の中おかしくなるだろう。

それをあんな殺人しといて、
無罪にしてくれ、は図々しすぎ。

このあたりのご都合主義さえなければ、
★５あげてもいいと思うくらい、
よくできた骨太な作品なのに、
残念極まりない。

総評：★★★

映画館で見るなら：1200円
DVD買うなら：1000円

[ストーリー]
:ミシシッピー州で、10歳の黒人少女が
:二人の白人青年に暴行された。
:少女の父親(サミュエル）は犯人を自らの手で射殺、
:やがて事件は法廷に持ち込まれる。
:父は黒人、犯人は白人、そして陪審員は全員白人。
:圧倒的不利な状況の中で若き弁護士（マシュー）が
:立ちあがった…。

3039円。

主演のマシューは、ケイト・ハドソン共演のや、
Jロペス共演の、
そして、ジム･キャリー主演のＢ面的作品、エドtvなど、
最近は軽い演技・作品が目立つが、
本作を見ると、「おおこんな演技派だったのね」と
見直せるので、他作品で彼が気になってた人は、
きっと惚れ直せます。

それからケビン・スペイシーは、今回は、
はまりまくりの悪役っぷりがいい感じ。

アシュレイは、見るたびに、シャーリズ・セロンに
似てると思ってしまう。
きれいだし、演技力も女優にしてはまあまあある方なのに、
なぜシャーリズのように売れないのかちょっと不思議。
シャーリズファンなら、きっとアシュレイも気に入るはず。

あのおかしな人たち（ＫＫＫ）は、
を彷彿とさせますね。
でも、私的にはこの演出はいらなかったというか、
これによって作品の格が下がったような気がする。

まあでもとにかくこんな風に色々楽しめる作品なので、
借りるものがないな～なんて時の1本として
オススメです。