カテゴリ:ガーデニング
このところ、いかにも梅雨らしい天気がつづく。ただでさえ、学期末で疲れがたまったこの時期に、曇り空と降り続く雨は体にこたえる。でも、ガーデナーの私にはたった1ついいことがある。水やりをあまりしなくていいからラクなのだ。こういう雨の翌日は、ほんの少しだけ時間が節約できるってわけ。
「仕事してて忙しそうなのに、よくガーデニングやる暇あるね」とか、「主婦っぽいよね」(すごい褒め言葉だと思っている)といわれることがある。でも、じつは私は、究極に時間とお金を節約するガーデナーなので、水やり以外はあまり時間をかけてはいないのだ。しかも、水やりは意外に家の人々に人気の手伝いなので、時々頼んだりもできる。水やりは食器洗いより楽しい家事らしい。(ほんとうは趣味に分類すべきなのかもしれない) 時間を節約するためには、慎重に植栽を計画する。チューリップの花壇など植え替えの必要がある花ものは使わない。だから日本の気候では手のかかるバラは、大好きだけれどあまり増やせないし、いつも虫に食われてきれいに咲かせられない(--)。年中楽しめる葉ものや木などを多くし、所々に花期の長い花ものを植えるというやり方だ。英国式コンテナガーデンの訳書にあった「花の季節は短いのです」というアドバイスがとても役に立っている。 よく、駅前ロータリーにある花壇などでは、年中植え替えている。花が整うまでが見苦しく、いっせいに咲き終わったと思ったら引っこ抜く、というやり方が常である。時間もお金もかかるのに美しさもない、園芸産業にお金が流れるだけのむなしい植栽計画である。(まるで、建てては壊して建て替える住宅のようでもある)けれど「日本庭園の植栽史」によると、このやり方は意外に古くからなじみがある方式のようで、そう変わるものではなさそうだ。 お金の節約は、といえばもちろん100円ショップ活用である。トレリス、鉢のホルダーなど、網、針金など大半の必要な園芸雑貨は、気がついたときに買いためておいた激安ものばかり。もう1つの節約術は、なんといっても「拾う」ことと「もらう」こと。古いレンガは、近所のお屋敷の塀を壊しているときにもらい、自転車でふうふういいながら往復して運んだ。アンティークレンガを買う、という発想はわかない。それから、いきつけの中古ショップに足を運び、定価ではなく、少し待って下がってから買う。(もちろん、おばさんと顔なじみ割引もあり)究極には、店の不要品をもらうこと。この間は、拾ったみかん箱のコンテナがついにお釈迦になったので、代わりに処分品のカラーボックスをもらい、色を塗って作った。 そして、ついにこの間念願だった睡蓮鉢(ただし、やっぱり激安の代用品。ちゃんと素焼きですが、、、)を整えた。浮き草、水草、睡蓮、そしてボウフラ対策にメダカも。幸い1日一回のメダカのえさやりは家人がはまってくれた。また、この時期かかせないのは、ペチュニアの苗を種から育てること。梅雨期を乗り切るよう品種改良された世のペチュニアは、今が盛りと咲いているが、わが地元交配品種のほうは、この時期を種で乗り切るという知恵?をつけているので、今は幼い苗なのだ。おかげで、梅雨期の天気は大変気になる。今年は意外に日照が少なくて心配である。西日のあたる息子の部屋の窓を、今年はうすい青の朝顔と赤いルコウ草とすだれでアレンジしてみた。どちらも毎年種を取っているので、すだれ2個200円の出費ですんだ。今までで一番よいしあがり!と自己満足中である。こんな具合に、週末のたった30分でさえなかなかガーデニングの時間がとれなかったりする私でも、何とかなるものなのである。それに、この気分転換がどうも私にはとても大事らしい。いまひそかに、チャレンジしてみたいと思案中なのが苔玉。梅雨明け、そして夏休みはもうすぐだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/07/10 01:12:21 AM
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