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出羽の国、エミシの国 ブログ

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2005年03月11日
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最近感銘を受けた言葉に伊達政宗の家訓がある。
家訓と書いて”かくん””かきん”と読むのだそうだ。

『仁に過ぐれば弱くなる。(人を思いやり過ぎれば自分が弱くなる。)
義に過ぐれば固くなる。(なすべき正しい道を貫き通せば頑固すぎる。)
礼に過ぐれば諂(へつらい)となる。(礼儀を重んじすぎれば、諂っているように見られる。)
智に過ぐれば嘘をつく。(知恵がありすぎれば嘘をつくようになる。)
信に過ぐれば損をする。(相手を信じすぎると損をする。)
気長く心穏やかにして、万に倹約を用いて金銭を備ふべし。
倹約の仕方は不自由を忍ぶにあり。
この世に客に来たと思えば何の苦も無し。
朝夕の食事うまからずともほめて食うべし。
元来客の身なれば好嫌は申されまじ。
今日の行くをおくり、子孫兄弟によく挨拶して、
しやばの御暇申すがよし。』

夏目漱石の『草枕』にも、似たようなのがあったような気がする。
時代が変わっても、上手く生きようと悩みを持つことは変わらないのだなあ・・と思う。






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最終更新日  2021年04月06日 20時56分03秒
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