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出羽の国、エミシの国 ブログ

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2005年04月30日
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カテゴリ:読書本(Book)
 最近、古代史関係の本を読んでいて、大和側の資料は、意図的で、歴史や神話を自分たちに都合のいいような内容にして書いた部分が多いのだなー、と感じた。
 伊治公呰麻呂(これはるのきみあざまろ)780年の乱などは、宮城県北部で起こった乱だけれど 宮城県中部の国府・多賀城をも焼き、政府軍は有効な打撃を打てないままの状態になる。
 そんな大和側の負け戦でさえも、蝦夷征伐しているのだと言い続つ゛ける。蝦夷側の資料というのがないので、資料的には、貴重なのかも知れないが 内容的には真実性に欠ける。
 なんだか、太平洋戦争時の大本営発表にも似た感じが・・・。たしかに日本には、少し、歴史をねじまげ ようとする伝統があるのかもしれない。
 中国などは、どうなのだろうか?伝統的に次の時代を受け持った国がその前の国の歴史を編纂すると聞いたことがあるが、こっちほうが少しは、フェアーな歴史書になるのかも。
 時代的な道徳観や権力側の意図など、本当にフェアーな歴史書などないとは思うが、なるべく本当のことを知りたいし、残してほしい。
 新野直吉さんの言葉に、目からうろこ。

この本は、古本としてAmazon.co.jpから買った、読書本に追加。





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最終更新日  2005年05月01日 19時20分09秒
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