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テーマ:ノンジャンル。(2210)
カテゴリ:出羽国の地名
車で知らない土地をドライブしたり、地図をみたりしているといろいろな地名に出会う。知っている地名と同じだったり、その地名から由来を想像できるのが面白い。
地名には古くからの言い方に漢字で当て字されたとおもわれるものもあり、むずかしい地名の読み方を地元の人に聞いて驚くものがあったり、妙に納得させられるものもある。地名から由来を調べて歴史を知るのもおもしろい。 道路標識では漢字とローマ字で表記されていることが多いが、運転をしながらだと見落とすことも多い。地図にはふりがながふられていないこともある。地名の漢字表記からだけでは正しい読み方がわからなかったりする。 古代蝦夷(えみし) ところで前回紹介したの本の中で”前田野目窯跡”群というのがでてくる。 青森県五所川原市の遺跡である。10世紀中葉から11世紀にかけて須恵器を大規模に生産した窯跡だそうだ。そこでつくられた製品(須恵器)は東北北部だけではなく、とおく北海道全域にまで及ぶという。 37年戦争の前、大和の支配が及んでいない時期のことだ。 前田野目と書いて、”まえだのめ”とふりがながあった。どういう意味があるのか? 読みや字からは由来はわからなかった。 ここと同じ地名が出羽の国にもある。これを見て親近感がわいた。 山形県庄内町の西側の部落(集落)で、最上川と京田川に挟まれた場所にある。 庄内平野に点在する、よくある部落(集落)の1つである。前田野目と書いて、”まえたのめ”と読む。 しかし、地元での実際の呼び方は”メダルメ”だ。 ”まえ”を”めぇ”と言う事と、た行は濁音なることから"MAETANOME"は "MEDANoME"となるし、縮めて言う言い回しから”MEDARuME"になったのだろうと推測する。方言の響きがとてもよく好きな地名の1つだ。 近くには古郡(ふるごおり)や平形(ひらかた)など、平安時代、出羽の国の国府があったと推定されている場所にも近い。 なぜ、青森と同じ地名が同じなのか?どんな意味なのか?蝦夷の時代に交流があったのか? 想像を掻き立てさせられる。もしかしたら、ここも古い地名なのかもしれない。 手づくり笹巻き10個入り[クール便] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年03月23日 22時36分39秒
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