カテゴリ:映画
更新→文籍モノクロームに「眼鏡小噺」・文詩トリコロールに3作追加です。 「ホテル・ルワンダ」観てきました。 「重過ぎる」こともなく「軽すぎる」こともない「やや重」の良作でした。 でも、いろいろ考えさせられる映画でした。作中で、 「世界の人々は(ルワンダの人々が虐殺される)映像を見て、『怖いね』と言うだけでディナーを続ける」と言うジャーナリストの人の台詞に胸が軋みました。 もう、何だか涙が出てきて仕方なかったです。国連も介入軍も、外国人だけ助けて、ルワンダの人達を見捨ててしまうのですから。また、現地に留まった赤十字や国連平和維持軍も、「何とかしたい」と思いつつ、思うだけで何も出来ない自分の無力さを噛み締めなければならなかったのですから。主人公は、家族・隣人・知人の殺害を回避するために多額の賄賂を支払いますが、見ていて辛かったです。非常事態には命ってあんな紙切れに左右されてしまうんだと。もうやるせなくて仕方なかったです。一度観る価値は絶対にありますよ。 映画の内容とは別の話ですが、映画が終わって席を立った隣のカップルの男が 「あー、面白かった。いやぁ、俺最近重い映画ばっかり観てるなー。ははは★」 この馬鹿野郎!! そう言う映画じゃないだろう!! 後ろから飛び蹴りかましてやろうかと思いました。 どうなんだその感想!?私と同じ年位なのが更にヘコみポイント。 そう言う私も友達と、「日本に生まれてよかったね」なんて話しちゃいました(沈) こういう感想しか出ない貧弱な脳みそが、「知らんふり」「無関心」に繋がると痛感した気がします。私は暴力や圧力に負けて何も出来ない人間にはならないように生きたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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