カテゴリ:詩・小噺
この時期は嫌いじゃないけど、やっぱり「好き」にはなれない、と思う。
絵の具をぶちまけたみたいな空を見ても 仲の良い友達と一緒にいても 好きな人と喋っても バイトをしていても 何故だか胸がいっぱいになって、ふと泣いてしまいそうになるから。 これは俗に言う「五月病」ってやつなんだろうか? でも、「五月病なの。」と言うせりふが似合うほど、私はセンサイじゃない。 春は時間の流れが他の季節と違うんだと、私は勝手に思っている。 何だか全てがスローモーションになる感じ。 それなのに「待った。」のきかない妙な雰囲気。 否応なしにずんずん流されてしまう不思議な春。 その流れに乗れなくなって、春は色々な事が起こるのだと信じている。 きっと五月はその「妙な流れ」が正常に戻ってくる月なんだ。 いきなり戻ってくるものだから、私はうまく流れに乗れなくて、立ちすくんでしまう。 そんな時はのんびり、カフェオレかコーヒーを飲むに限る。 天気の良い日は土手なんかに行ってもいいかもしれない。 でも、残念ながら私は学生で、学校があったものだから、 友達と自販機で買ったコーヒーを持って今日のお昼は外で食べた。 でも、今日の空は本当に気が遠くなるほど「五月の青色」をしてたから 友達と話している途中でまたまた胸がいっぱいになってしまった。 泣こうか笑おうか一瞬迷ったら、「 「何、クロコ変な顔!」 と、友達にものすごく笑われてしまったので、笑うしかなくなってしまった。 今日はそんな五月の初日。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年06月13日 09時22分48秒
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