テーマ:たわごと(26803)
カテゴリ:徒然日常
ヤツは未だに戦争をしているらしい。 ヤツの中では戦争は終わっていない。 ぴかぴか光る自慢のボディ。 列国も真っ青な軽い身のこなし。 ヤツが特別攻撃隊なら私はさしずめ敵国艦隊。 突撃に慌てふためき、 回避の途中、箪笥の角に小指をぶつけた。 『隊長!!駄目です!!舵が言う事を聞きません!!』 『仕方ない!回避は諦めて毒ガスを使うんだ!!!』 『おそれながら、我が艦に毒ガスは搭載されておりません!!』 『何ィ!?では、超原始的な技で戦うしかないと言うのかっ・・・』 『そのようです。』 『ええぃっ!!あんなちっぽけなヤツ一つに負けてたまるか!!』 回避体制から攻撃態勢にシフトした途端、ヤツはまたこちらに向かって飛んできた。 てかてか光る黒いボディと、高性能のレーダーと思しき触覚を風にそよがせて。 『い・・いかん!!やられる!!回避ー!!回避ー!!』 奇声を上げ、助けを求める。もうこうなったら無闇矢鱈に攻撃してやる!! 魚雷『マイブラザー』は役に立たず。 最終兵器、『マイファザー』を投下する事にした。 じりじりと詰められる間合い。 『Hey、リトル・ブラッキー、私のユートピアを返しやがれ。』 母国からの報告によると、そいつは先日、新型兵器『マイ・マザー』が惜しくも仕留め損ねたヤツである疑いがあるとの事。タフなヤツめ・・・。 スナップの効いた『マイ・ファザー』が放たれる。 が。 ヤツの尻を若干かすめただけに終わった。 何てこった!!不発だ!!! ヤツは物陰に退却し、人海戦術による必死の捜索にも関わらず、姿を見せなかった。 その激戦跡地でブログ更新中。 仕留め損ねたアレが何処かで潜伏中と考えるだけで鳥肌がたちます。 『バルサン』とか言う兵器を使おうにも、我が隊の中には愛しの『リトル・ラビット』が居て、ひょっとしたらこの子も一緒に駆除されたりして★と思うと使えません。 何て大きなハンディなんだ!! と、言うか何でアイツら絶滅しないんだ!! おかしい。絶対におかしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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