ガレットのお菓子日記

オードブル、スープに続く色鮮やかで大満足のメインのお料理の後は、お楽しみのデザート。

目黒区駒場の ミラヴィル(Miravile)では、何度もこれがランチ？と驚くほど本格的なフランス料理が次々と現れます。
となると、デザートにも期待が膨らみますね～。

２時間しか時間がありませんでしたので、デザートに“あるもの”を選ぶと、「お時間がかかりますので難しいかと…」とお店の方に言われてしまいましたが、そこをどうしても、と無理を言ってお願いし、出していただいたのが↓こちら。
燃えるデザートとは…

　[デザート]　
リンゴとカルバドス、ジェノアーズ　グレナデンを使ったスフレショー　
フランベ“ジャックローズ”（テーブルにてフランベサービスを致します　＋\800)

*ショー(chaud)＝熱い

リンゴが中に入ってカルバドス（ノルマンディー地方産のリンゴのお酒）に火をつけ（フランベして）熱々の所をいただくスフレだ～！
と、メニューを見た瞬間に、絶対にこれが食べたい　　と思いまして。

まるでホテルのディナーのような雰囲気の中、他のテーブルの人たちの目線を感じつつ、目は炎に釘付けです。銅製の長い手付のひしゃくのような道具に入れられたカルバドスにふわっと火が入り、スフレの上にさ～っとかけられます。

スフレショー 中は…

大きいスプーンでざっくりすくっていただくと…あち、あちっ、熱い。
口の中に入れるとリンゴのお酒の香りが広がり、アルコール分がとんでいるので旨みだけが迫ってきます。
あまり甘さは感じません。控えめで上品な甘み。
食べ進むにつれ、少しずつこってりしたソースの味が強くなってきて、フレンチのしめくくりのデザート～という気分が盛り上がります。

ソースにはグレナデン（ざくろgranadeのシロップ）の甘みとヴァニラの香り、リンゴが渾然一体となって幸せのお味～～～！ああ満足。

*メニューにあるジャックローズって何？と思い、帰ってから調べました。
ジャックローズとは、アメリカ東部で生まれたカクテルの名前。カルバドスがベースになり、レモンジュースやライムジュース、グレナデンをあわせてシェークしたもの。
アメリカではカルバドスのことをアップル・ジャックと呼び、このカクテルの色合いが薔薇色なのでこの名前がついたそうです。

ミラヴィルでお食事の後は、色々調べてお勉強できるのがまた楽しいですね～。
世の中には、まだまだ私の知らないことが山ほどあるのね、と思います☆

友人の注文したデザートは↓
自家製ジャムを詰めた赤果実のクレームダンジュ　濃厚なミルクを添えて…

クレームダンジュといえばフロマージュブラン＋生クリーム＋メレンゲ等で作った白いチーズムースの塊をガーゼで水切り、という構成が普通。外見はちょっとごわごわした感じになります。

周りに苺スライスをはりつけると、こんなに素敵に！
お勉強になります。。。

オードブル、スープ、パン、メイン（魚か肉）、デザート、コーヒーで
ランチコースＡ　税込2,500円＋サービス料5%
他に飲み物や、メニューによって幾らかプラスになっても一人3,000円程度。
1,000円のランチ３回行くよりも、ミラヴィルに１回！

肉も魚も、という方には
ランチコースＢ　税込3,900円＋サービス料5%

ディナーは税込5,000円と7,000円＋サービス料10%

メニューは日替わり、週替わりなど、どうなっているのですか？と尋ねると、「旬の食材が入るごとに、少しずつ入れ替えています。」とのお返事。
目からウロコ！当たり前といえば当たり前ですが、メニューありきではなく、食材ありき。
こういう姿勢のお店は、意外に少ないのかもしれません。
本当にいいお店に出会いました　

ＭＩＲＡＶＩＬＥ（ミラヴィル）

03-5738-0418
目黒区駒場1-16-9 片桐ビル1F
ランチ　　12:00～14:00（ラストオーダー）
ディナー　18:30～21:30（　　〃　　　　）
水曜日　定休

井の頭線　駒場東大前駅、初台駅
田園都市線　池尻大橋駅　より徒歩
または渋谷から東急バス「松見坂下」下車すぐ
（渋谷からタクシーでもワンメーター位）

　2007年9月1日　銀座マロニエゲート10階に、デザートレストラン
ミラヴィル インパクト（Miravile Impact)がオープン！

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