お菓子教室で教えていながら、ある部分「こうすればできる」と
経験的、感覚的な教え方をし、理論が追いついていないかも、と不安に思う事がたまにあります。
美味しく作るには作れるのですが、一つ一つの作業にどんな意味があるのか、何のためにその作業をするのか?
…説明できるものもあり、漠然としているものもあります。
今自分が習ったお菓子のレシピは、どういう成り立ちになっているのか?
レシピをもっと解読できるようになりたい…。
そこで出会ったのが、
パティス ガストロノミー協会。
gastronomie=美食(学)、料理法
「
食に興味ある方(特に手作りをする人)
とプロを結ぶ会員制ネットワーク」という説明が。
では、具体的には何をするのでしょう?
小冊子「
Patis」を発行し、「
食の講座」を開催。
手で作ることの素晴らしさを伝えるというこの協会のことは発足当初から気になっていたものの、今まで何かと忙しく、参加できずにいました。
ブログで仲良くさせていただいている
marielilieさんが以前からずっとこちらの講座に参加され、とても刺激になっている様子を見て、ついに私も始めてみよう!と、思い切ってスタートしました。
ビスキュイの研究
今回参加させていただいたのは、
お菓子研究ラボ・インストラクター養成講座(上級)(お菓子教室主宰者またはそれを目指す人向けの研究会)。
他にもコース、単発など色々な講座があります。
違う作り方にしたり、
粉を変えたり、
配合を変えたり、実習を交えながら少しずつ異なった
ビスキュイを作り見比べ、食べ比べてみます。
会場は
目黒区 祐天寺の住宅地にあり、一階が広々としたお教室仕様に。
もと
スヰング洋菓子店をされていて、現在
パティス・ガストロノミー協会 会長の
鈴木博士先生に、教えていただきました。
作り方が同じでも、
粉の量が違うと上がり方に大きく差がでます。
こんな講習うけたことがない~!という驚きの連続。
先生の説明はいたって論理的。
ああ、私って
化学的基礎知識が絶対的に欠けている…。
でんぷんのアルファ化?
卵の水分量?
食品成分表?
比重38と32ではどちらの方が泡が多い???…それ以前に
比重って…?
手を動かす作業はついていけるものの、化学の用語となると「?」がたくさん飛んでしまい、お手上げ状態。
小学校の時から苦手だった科目がこんなところで…。
というわけで、理解できてもできていなくても、山のようにメモをとり、後で解読することに。
このレッスンのありがたい所は、先生が全ての答えを教えるわけではなく、私たちに考えさせて下さること。
食べ比べた時に自分で気づくことが大切。
(1)と(2)を比べ、(3)と(4)を比べ、(3)と(5)、(4)と(6)…など、目的を持って食べ比べてみると、色々なことがわかってくるのが面白かったですね~。
苦しくも実りあるレッスンでした。次回が楽しみです!
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