食べ応えのある大きな
モンブランで有名な、
サロン・ド・テ・アンジェリーナ。
(本店は、パリのリヴォリ通りに)
日本では
プランタン銀座をはじめ、支店がいくつもありますね。
その
アンジェリーナのシェフ・ド・パティシエ
森木潤一氏が、王妃
マリー・アントワネットをイメージしたオリジナルスイーツを作って下さいました。
『
バラの香りのババロア・シャルロット仕立て』
これは、前回ご紹介した、銀座の
メゾン・デ・ミュゼ・ド・フランス(MMF)のサロンで行われた17~18世紀フランスの
「宮廷の服飾史」の講演会の後にいただいたアンジェリーナのオリジナルスイーツ。
説明には、「
ビスキュイ・ア・ラ・キュイエールを敷き詰めて型取った中に、マリー・アントワネットがこよなく愛したバラの香りのババロアと苺を閉じ込め、フランス菓子の象徴とも言える季節感あふれる旬のフルーツを盛り込んで華やかに仕上げました」とあります。
↓アシェットデセール(デザートの皿盛り)仕立てにした一人分。
ソース・アングレーズが添えられています。
甘さはとっても控えめ。ソースをつけていただいて、ちょうどいい感じです。
意外に思ったのは、薔薇の香りも控えめだったこと。
薔薇の香りといえば、
ダマスクローズのはっきりした香りに慣れていましたので、今回の、軽さにちょっとびっくり。
うっかりすると気づかないくらいの
ほのかな薔薇の香りが、
シャルロットを食べ終えた後に余韻となって残ります。
軽いビスキュイとあわさって、非常に上品な印象。
この
薔薇の香りが何からきているのか、シェフにお尋ねしました。
ほのかな香りは、「
国産の薔薇のエキス」と、もう一つ秘密が。
なるほど、なるほど~~~~。
薔薇を表現するのに、シェフによって様々な方法がありますね。
ところで、
「映画 マリー・アントワネット」以来、すっかりアントワネットのイメージカラーはピンクとなってしまいましたが、肖像画に描かれたドレスは、光沢のある白や青いものが多く、ピンク色のドレスを着る姿はあまり見られない気がします。
(どちらかというとピンクは、セーブル磁器の“ポンパドゥールの薔薇色”もありますので、
ポンパドゥール夫人のイメージでしょうか。)
アントワネットが
赤いドレスを着た肖像画で最もよく知られているのは、子どもたちと一緒に描かれたこの一枚では
↓
『マリー・アントワネットと子どもたち』
エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン
ただ、こちらのドレスは、「華やかな赤」というよりは、母親になって落ち着いた姿に似合った色合いになっていますね。
マリー・アントワネットは薔薇を好んだ反面、素朴で可憐な
矢車菊も好みました。
アビランド 矢車菊模様
マリー・アントワネットのイメージカラーはピンク?赤?
と思われたら
↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪
一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。
↓ ↓
《ガレットのお菓子日記》 Homeへ