品川から徒歩5分程の
グランドプリンスホテル新高輪で8月24日(日)迄開催中の
ロバート・サブダ しかけ絵本の世界展と、同時開催の
ターシャ・テューダー展に行きました。
東京のお盆は7月ですので、8月のこの時期は暇です。
多くの人が帰省中のせいか、都心はすいています。
他にも行きたい
展覧会が目白押しのこの夏。
でも、この暑さでは、まずは頭を使わずスルスルと見て廻れるものから。
ロバート・サブダのしかけ絵本 『
不思議の国のアリス』
英語版・日本語版あり
『
不思議の国のアリス』だけは、知人宅で実際に本を見せていただいたことがあり、その緻密さアイデアのひらめきに驚きましたが、改めて見るとやっぱり強烈な迫力!
これだけの量の紙が、ひっかかることもなく美しく折りたたまれていて、開くと
本のサイズを遥かに超える大きさに展開するすごさ。
メインのページだけでなく、サイドにも小さく飛び出る絵がたくさん。
会場には、アトリエの再現や、ボタンを押すと開いて立体的に飛び出す大きな本の模型も展示されていましたが、やはり
オリジナルサイズの本を自分で開いて触れることのできるコーナーが一番嬉しいですね♪
サブダ氏を頂点として、その他にもたくさんの
しかけ絵本に触れ、見ることができて、とても楽しかったです。
小さいお子さんだけでなく、大人でも十分に楽しめる世界です。
おお~っ!と驚きの声が漏れる大迫力。
やっぱりこの
『不思議の国のアリス』と『オズの魔法使い』が飛びぬけて素晴らしい♪ いえ、
恐竜のも、どれもこれも!
会場の外にはサブダさんのものだけでなく、
しかけ絵本がたくさん販売されていました。見本を開けてみて、思わず笑顔に。
太古の世界2 オズの魔法使い 不思議の国のアリス
飛び出すしかけ絵本 シンデレラ(Cinderella)
マシュー・レインハルト
同じフロアの隣の会場では、
ターシャ・テューダー展が。
ターシャさんは、今年
2008年6月18日に多くの人に惜しまれながら92歳でこの世から旅立ちました。いきいきとした語り口、力のある目をテレビで拝見し、まだまだこれから、と思っていましたので、本当にショックでした。
心よりご冥福をお祈りいたします。
会場入口
今回は、ターシャさんの
愛用の身の回りの品々と、
絵本の原画の展示が中心。
ご自分が生まれる100年も前の
1830年代の生活を好み、何でも手作りをして豊かな時間を過ごしていた日常を垣間見ることができました。
バターチャーンという道具を使い、棒を上下させてできた
バターに模様をつけたり、“火を消した時のなんともいえないいい香り”のため一年分の蝋燭千本を蜜蝋から手作りしたり。
ただ物を作り出すだけでなく、その一つ一つの作業に楽しみを見出す姿が、大切に使っている道具から伝わってくる思いがしました。
「わたしはアイロンかけや洗濯、料理、皿洗いといった家事が大好きです。
職業を聞かれたときはいつも主婦と答えます」
絵本作家という職業を持ちながらも、日々の生活に喜びを感じ、庭を育て、マリオネットを作って人形劇をし…。
その豊かな生活が本格化したのは、子育てを終えた50歳代半ばからというから驚きです。
ターシャさんをイメージした庭
飛天の間への吹き抜けのコーナーに幻想的に造られていました。
絵本の原画から、コーギー(犬)に多くの愛情を注いだ様子が伝わってきます。
犬がクリスマスの準備をする物語『
コーギビルのいちばん楽しい日』があまりにも可愛いので、その場で買ってしまいました☆
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