ファブリス・コリニョンで
ラベンダーのケーキを食べた後、ブリュッセルの中でも観光客はほとんど見かけない Ixelles という全く知らない町を歩きます。
目指すは、公開されている
アール・ヌーヴォー建築の邸宅。
友人から借りた「ブリュッセルのアール・ヌーヴォー建築を巡る地図」が頼りです。
といいつつ、途中でケーキ屋さんがあるとついつい寄り道を。
15:30p.m.すぎ
Pâtisserie du Solbosch
お腹もいっぱい、買って帰ることもできないのに、目だけは貪欲に店頭の美しいケーキに引き寄せられてしまいます。
こちらのお店は、先ほどのスタイリッシュな
コリニョンに対し、もっとずっとカジュアルな住宅地のケーキ屋さん。
ここに写っている写真の奥の店内にも、たくさんのお菓子がありました。
あっ!
ルバーブのタルトを発見。
ずいぶん大胆に、ざくざくっと切ったまま焼きこまれていますね。
ルバーブとは、ビタミンC、カリウム、食物繊維をたっぷり含んだ植物で、葉は食用には向かず、葉柄(茎)の部分を食べます。
生で食べると酸っぱくてとても食べられたものではないルバーブですが、火を通してタルトやパイ、コンフィチュールにすると劇的に味も食感も変化し、甘酸っぱくて美味しくなるんですよね~。(ああ、食べたい
)
生のルバーブの見た目は
蕗(ふき)に似ていて、繊維がたっぷりな所はセロリみたい。赤いものと緑色のものがあります。
この時期(7月11日ごろ)、ブリュッセルの色々なお菓子屋さんの店頭で、
ルバーブや
アプリコットのお菓子をよくみかけました。まさに旬です。
生のルバーブは、なかなか日本では見かけません。
(先日手に入れた北海道産のルバーブは、全てコンフィチュールにしてしまいました~。この形では使っていません。時間があれば、タルトにしたかった!)
ルバーブ ふき セロリ
Pâtisserie du Solbosch ガラス張りのカジュアルなお店
ブリュッセル訪問の楽しみの一つには、19世紀末から20世紀初頭にかけて流行した建築様式
アールヌーヴォーのデザインが、今でも町中で使われていて、気軽に見ることができるという点があげられます。
ブリュッセルは、この様式の全盛期の頃に中心となった町のひとつ。
何気ない建具に植物をモチーフにした曲線が使われていたりします。
当時のものがそのまま残る古いものと、もちろん似せて作られたものとがありますが、普通に住宅地を歩いていてふと見ると、次々と美しい曲線が目にとびこんできます。
何気ない手すりも、きれい~
道端に咲く花。背景がきれいだと映えますね。
《24》アールヌーヴォ建築の美 オテル・アノンとふくろうの家 に続きます
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