テーマ:食べ物あれこれ(50195)
カテゴリ:お菓子/グルメイベント
◆ デザート8皿、アントルメ8切れ、そして翌日にはボンボンショコラ16粒、焼き菓子8切れ、プティガトー3種類(グラスデザート、生地を使ったお菓子、チョコレートのお菓子)×8カ国分(=24個)。
これを全て一人で食べ続け、厳正に審査をする 8カ国の味覚審査員の方々の並外れた能力は、荘厳ですらあります ◆ また、スタッフとしてこの大会に協力するパティシエの技術にも注目。 「美しく切り分ける」という難仕事を正確にこなすのは、ホテル勤務のパティシエの方々。 何が難しいかというと、“柔らかい状態のアントルメを切らなければならない”という点ですね。 通常お店でカットする時は、一旦冷凍庫でしっかり固め、硬いうちにスパッと切ります。 ところがコンクールでは、審査員の口に入る時が最高の状態でなければなりません。審査員の前に登場したアントルメは、食べる直前の柔らかい状態に戻っています。 柔らかく口溶けのよいムースやジュレを使ってはいても、皿盛りデザートと違い、アントルメは切った時にはしっかり立っていなければいけません。倒れたり崩れたりしないか緊張が走ります。美しい断面もまた審査対象に。 ということで、各国がギリギリの柔らかさで作り上げてくる作品を崩すことなく、その技術でシャープに切り分けます。 さすがは現役ホテルマン その手さばきにと見とれました。日本人のホテルマンのレベルの高さを十分に示し、面目躍如です。 ◆ もちろん選手たちも超人 狭いブースの中で、お菓子だけでなく大きな飴細工やチョコレートピエスを同時に作っていくため、一歩間違えば選手同士がぶつかって、作品を壊しかねません。 私がこれまでイメージしていたのは、「通るよ」「ハイッ!」「失礼」「これ」「よろしく」など、短く掛け声をかけあって作業する選手達の姿。 ところがこの二日間で目にしたのは…。 選手達は声をほとんど発しません。まるでそのブースには自分一人しか存在しないかのように自分の作業に没頭。 長いように思える13時間ですが、選手にとっては時間との戦い。じつにキビキビと、やや早まわしの映像を見るかのような速度で作業を進めます。 どうしてこんなに静かなの~? 基本的に自分が立つ場所は決まっていて、そこから別の場所に移動する時も、ほとんど話し声は聞こえてきません。それはまるで、コウモリが超音波を出して障害物を避けているかのよう。 頭の後ろにまで目玉がついているように、360度見えているんじゃないかと思えるような動きをしています。不思議でしたよ~。 そこへ、トーク中の辻口シェフの解説が。 「(選手たちは)言葉をかわす時間も惜しい。もう何十回と泊りこんで、何度も練習しているので、誰がどう動くか、自分がこの仕事をしている時に相手がどういう動きをしているか、各選手はわかってると思いますねー」 実際にこの場を体験した人でないとわからない言葉ですね。 だから黙々と動いていても、こんなに狭いブースの中でぶつかることがないのか~! 審査項目のひとつ「チームワーク」は、こういうところに現れますね。 チームUSA アントルメ ※撮影、掲載許可をいただいています 世界パティスリー2009 現場レポート もくじ 大会結果をお知りになりたい方は、公式HPへ。 世界大会では色々な発見があるのね!と思われたら ↓を押して応援して下さい☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ↓ ↓ ガレットのお菓子日記 Home お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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