テーマ:今日のランチ(40164)
カテゴリ:★東京グルメ
渋谷から電車で一駅。池尻大橋駅から三宿・三軒茶屋方面へ歩くと、国道246号からほんの少し引っ込んだ所に斜めに入る脇道があります。
その角に“フランス料理をベースにした和食フレンチの創作料理”というコンセプトのビストロが。 鴨肉のロースト 訪れたのは Cuisine濱下(キュイジーヌ濱下)。 「はました」というのはシェフのお名前のような感じですね。 ランチは満席のため時間をずらし、1時20分頃に入るとちょうど他のお客さんたちが帰りかけていて、ゆっくりと食事が楽しめました。 こんなところにいつの間にお店が?と、秀吉の一夜城のような驚きが。 かなりインパクトのある外観ですが、大通りから少し下がっているため気づきにくいのかも。 昨年(2008年)12月のオープンだそうです。 スタイリッシュなお店は、もっと都心に似合いそう。 池尻・三宿のあたりは、昼間は何があるわけではない普通の町ですが、夜になると点在する素敵なお店に人が集まってきます。 都心から近く便利な場所ですので、隠れ家的要素がたっぷり。 “創作料理”の言葉には大きく当たりハズレがあるような気がしないでもないですが、ネットでの評判の良さと美味しそうという勘を信じて中へ。 鴨に添えて ネギ、ベーコン、ジロール茸 お昼はパスタランチセット(1,000円)と日替わりランチコース(1,400円)の二種類。 パスタも日替わりのメインも、プリフィクス方式で数種類から選べます。 私は日替わり、鴨肉のローストを注文。 鴨はジューシー。かみごたえがあるのは鴨の特長ですが、嫌な脂っぽさは全く感じません。 つけあわせにフランスのキノコ「ジロール茸」が。まぁ♪夏から秋にかけての旬の食材。 食感はエリンギと少し似て歯ごたえあり。 キノコ ジロール 夜のメニューも黒板に手書きされていて、それをちらっと見るとフレンチ食材が所々に。 おっと、グルヌイユもある~~~!!!…。カエルです。ぎゃー!これだけは絶対に食べられない もちろん昼にはそんなものは出ませんが、素材にこだわりがあるのは伝わってきます。 チラシには「旬の食材・有機野菜を使ったメニュー」とあり、これはポイントが高い。 スイカのポタージュ 順番が前後しましたが、最初に登場したのはミニミニスープ。デミタスほどのサイズです。 見た感じは伊勢海老のアメリケーヌを連想させる色合い。 これが驚きのスイカのポタージュ 口にいれるとスパイスの香りが広がり、その核となるのは確かにスイカ。面白い~。 冷製といってもキンキンに冷えてはいないのでいただきやすく、去りゆく夏を惜しみます。 胡椒がきいた強い味のため、この分量で正解。 前菜が終わる頃にお店で焼いているというパンが登場。中心まで温かく、ちぎる時に変形する弾力が。 ほんのり甘さを感じますので、バターなしでいただきます。 前菜 さんまのマリネ 肝ソース これが美味しかった!↑ さんまのマリネ。 鴨肉も食べやすくよかったのですが、最も印象に残ったのはさんまです。 お酒なしでいただいては申し訳ないくらいにお酒にあいそうな前菜。 肝を使ったソースの苦味が、強く食欲を刺激。 メインは次の中から選びます 若鶏骨付もも肉のコンフィ(+100円)、ビーフストロガノフ バターライス添え(+200円)、鴨肉のロースト(+300円)、鶏モモ肉のグリル、スモークサーモンのポワレ。 若鶏骨付モモ肉のコンフィ ビーフストロガノフ お肉料理が多い。どちらかというとお肉の方が得意なシェフ?それとも夏のこの時期にはしっかりお肉が食べたくなる人が多いと読んでの戦略かも。 あるいは、このあたりのお客さんはお肉を好むのかもしれません。R246をはさんだ反対側にはステーキハウスもあります。 ビーフストロガノフも薄切り肉ではなくお肉の塊がゴロゴロ。 ビーフストロガノフはロシア料理・パスタはイタリアン?…そこは創作料理ですから気にしません。 ただ、男性が食べるにはビーフストロガノフに添えられたバターライスがとてもお上品な分量のため、コースのあとで「まだラーメンが一杯食べられる」状態になってしまうのはいたしかたなし。 ところで、果物のコンフィといえば砂糖漬け(オレンジピールやマロングラッセなどをイメージしてくださいね)ですが、お肉のコンフィってどういう調理法だったかしら? …注文時にわからないことがあれば、その場で尋ねてみるに限ります。 「低温の脂で揚げて、あとで皮がカリカリになるようにしたもの」と即答が。 中は柔らかく、まわりがカリッと。おいしそうですね~。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ クレームブリュレ ミント風味 上には洋梨のスライスが デザートはどうされますか?との問いで、ミント風味のクレームブリュレを。 実はミントやハーブはあまり得意ではないのですが、この日のようにカンカン照りの真夏日には、口の中がサッパリしそうで食べたくなります。 平たいお皿で登場。 焦がしたお砂糖の膜は薄くパリッと割れ、軽やかでいい感じ。中の刻みミントがスキッと効果的に香ります。 バナナロールケーキ ロールケーキを頼んだ人は…。ブリュレにすればよかったという感想。普通。 手書きメニュー 帰宅後にメニューの写真を見ると、右下にデザート:チーズケーキの文字が。 ?もしかして「本日のデザート」を頼まなければ、コースに小さいケーキがついていた? 謎です。 いえ、これだけ充実したコース内容で、このお値段でデザートまで出るはずはありませんね。そこまで欲張ってはいけません。 食べ終えた時の印象は、「もう少し野菜をたくさん食べたかった」。 最近メタボを怖れ、“食事の最初にできるだけサラダなどの野菜を多く食べる”という習慣になっているせいかもしれません。 有機野菜をお使いということで大量に出すのは予算的に難しいでしょうが、ランチコースのオプションとしてグラスワイン(+500円)、デザート(+600円)のように、+いくらかで温野菜またはサラダがあるともっとよかったかな~。 …こちらの客層は、メタボを気にする年齢よりもっとずっと若い? 外からみると窓が小さく、中は薄暗いのではとの想像に反し、サイドの窓が大きいため店内は意外に明るく広々としています。 隣の席との空間も十分。 17席とこじんまりしています。夜はかなりいい雰囲気になりそう。 カウンターに二人並んでも、また一人でふらっと立ち寄っても。 Cuisine 濱下 お店はR246からほんの少し下がった所に 創作料理といっても、奇抜なものを先鋭的に作る攻撃的な印象よりは、既存の料理にシェフのこだわりをプラスし、ジャンルに関わらずお客さんが楽しめるお料理を創り出す柔軟な姿勢を感じました。 雰囲気がとてもよく、スタッフの対応も柔らかくて心地よい空間を楽しめましたので、また行きたいと思うお店でした。 入口 Cuisine 濱下(キュイジーヌ濱下) 東京都世田谷区池尻2-36-11 03-3412-5511 営業時間 11:00~14:00(L.O.) 17:00~22:30(L.O.) 定休日 月曜・第三日曜 東急田園都市線池尻大橋駅より三宿方面へ徒歩5分 予約をおすすめします 池尻や三宿には隠れた名店がぞろぞろ☆と思われたら ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく! ガレットのお菓子日記 Home へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[★東京グルメ] カテゴリの最新記事
|
|