テーマ:スイーツ★スイーツ(13274)
カテゴリ:パティシエの講習
なんと美しい!できあがったミルクチョコレートとバナナのお菓子を見て、その輝きに魅了されました。
チョコとバナナという子どもっぽくなりがちな組み合わせが、こんなにかっこいいデコレーションに そして、味をみて、幸せ気分いっぱいに。 教えて下さったのは、大泉学園 パティスリー・プラネッツ の 山本光二シェフ。 パティスリー・プラネッツ 『ショコラ・バナーヌ』 2009年11月5日 フォークが抵抗なくスッと入り、上から下まで滑らか。 と、試食をしている最中に、山本シェフから、「もしカリカリ(の食感)を出したければ、下にアーモンド入りの生地を薄く焼いていれても」と説明が。 カリカリ感をプラスすれば、いまどきのフランス菓子風に、そのままいただくと日本人好みの優しいお味に。 バナナのねっとり感もあり口当たりは濃厚なのに、後味は意外にあっさり。 ミルクチョコレートの甘さがストレートに伝わり、万人が好む系のおだやかなお味。 講習の後で、「優しいお味で、手土産にしやすい感じですね。とっても美味しくいただきました」とお伝えすると、 「ミルクチョコレートを使っていますからね。ミルクチョコレートから想像される優しいお味に仕上げています」とのこと。 同じ組み合わせでビターチョコでも作れるそうですが、その場合は少し中身を変えて、もっと「攻撃的」にすることも。なるほど。 パティスリー・プラネッツ 『ショコラ・バナーヌ』 左はアントルメ(大型) 右はプチガトーをカットした断面 講習が始まった時、まず最初に山本シェフがおっしゃっていた注意が印象に残ります。 「美味しさの秘訣は、配合には隠れていない。配合は、日本でもフランスでもどこでもそんなに変わらない。でも、味が違う。それがどこなのか。」 「作り方をメモするのではなく、どこに気を遣っているのか、そこをメモしてほしい。」 まさにそのポイントでメモをとるようになっていた私にとっては、じつに嬉しいお言葉。 山本シェフは、特別な材料を使って特殊な配合で作っているのでは?とよく質問をうけるそうですが、そういうことではなく、一つ一つの作業への細かな心配りの積み重ねが、美味しいと評判になるお菓子を生み出しているのですね。 『ガレット・キャラメル・ノア』 センターに入ったクルミのキャラメル(ヌガー)は、がちがちに硬いというわけではなく、さっくりと生地と共に気持ちよく噛み切れます。気になるほど歯にくっつくこともありません。 塩気はきつくなく、こちらも優しい味わい。 クルミの味が口の中いっぱいに広がり、秋の風味満点の焼き菓子。 中まで完全に焼ききっていない“半生感”にひかれます。あとをひくお味。 ここでは、クルミの刻み方の一から指導が。 ごく普通の材料を使って普通に作りながらも、実に細かく行き届いた配慮で素材を生かしきる技が、そこここに現れます。 今まで自分がいかに何も考えずに作業をしてきたか、反省! 何度も目からウロコが落ちる思いがしました。 『ガレット・キャラメル・ノア』 左は大きめの型 右は小型をカットした断面 パティスリー・プラネッツ 山本光二シェフ ※ブログ掲載許可をいただいています パティスリー・プラネッツ 山本光二シェフ 東京都練馬区大泉学園町5-8-20 03-5933-1233 営業時間 10:00~19:00 定休日 水曜 西武池袋線 大泉学園駅からバス10分 北出張所下車徒歩3分 イートインなし 山本光二シェフの著書 『フランス菓子の新しい香り』 『アニバーサリー・ケーキのスタイル』(共著) 『7人のパティシエ』(共著) 山本シェフのお菓子をもっと知りたい!と思われた方は ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリック、ありがとうございます! 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ←こちらもよろしく! ガレットのお菓子日記 Home へ お菓子教室発~美味しいお便り ガレットのお菓子日記 2 へ 食べログへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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