テーマ:本日の1冊(3698)
カテゴリ:おすすめ本
何千軒もの食べ歩きの味を記憶し、比較できる特殊な能力を持つ “食のプロフェッショナル” たち。
その鋭い舌が厳選するガイド本『東京最高のレストラン』2010年版が、昨日発売されました。 発行以来9年目(9冊目)となる今回、今までの30点満点・5項目に分けて判断する評価をやめ、店全体の評価を 1~5個の王冠の数で表すという一目でわかる方式に変更。 さらに、今までは掲載されていなかった「最高のレストランはどこ?」というシンプルな疑問に答えるため、選者5名のうち3名以上が王冠5つをつけた店を “絶対に訪れるべき最高のレストラン” と明記。 各ジャンルの中で頂点に立つ最高のレストランはあるのでしょうか? 『東京最高のレストラン』 赤は2010年版 下の黄色い本は2008年版 じつは、2010年版の帯に「絶対に訪れるべき最高のレストラン」は「今年はわずか●店」と、数が書かれています。写真に加工して●のところを見えなくしていますので、想像してみて下さいね この本の大きな特徴は、選者5名が匿名ではなく、名前とプロフィールが明らかにされているところ。 年齢・性別・採点基準などを読み、自分と近いタイプの人がつけた評価を参考にすることができます。 話し合いの結果まとめた評価では、なんとなくいいお店だけが残ってしまい、「私が薦める店はここ!」という選者の強い好みが見えてこないおそれが。 そのため、一人だけが王冠5つをつけたマイベストのお店も、ジャンルごとにしっかり紹介。 個性的なお店や、まだ注目されていない名店がここで見つかるかもしれませんね 『東京最高のレストラン2010』 ここで素朴な疑問が。 一年に一冊「最高のレストラン」紹介本を出すということは、最初の一冊は良いとして、それ以降は毎年ほとんど同じ内容になってしまうのでは? 数店が入れ替わるだけでは、毎年売れ続けている謎は解けません。 この本の魅力は何でしょう? 一つには、フレンチ、イタリアンなどのジャンル別評価の前、冒頭に、かなりのボリュームで「今年の注目店」が紹介される点。 選者5名全員がそれらの店を訪れていますので、かなり正確な印象が伝わってきます。 また、座談会形式で、注目店に対し 5人それぞれの言葉で語られる部分が面白いですよ~。 話し言葉はテンポがよく、次から次へと飛び出すお料理やお店に対する感想と情報の量は膨大。 止めなければ一晩中でも話し続けることができるのでは?と思うほどです。すばらしい記憶力。 あらためて文字に留めると、聞き逃してしまいがちなものがはっきり見えてくるところも貴重。 食べている物の質も量も半端ではない“食のプロたち”が、どんな言葉で美味しさや店の雰囲気、店員の応対、そこでの発見を表現するのか、食ブロガー(といってもスイーツに偏っていますが)としては、大いに勉強になります。 写真に一切頼らず、文字だけで美味しさを表現する力って、すごいですねー。 ふぅ。変な時間にお腹がすいてきました。 まだまだこの本の魅力は語れますが、あまりたくさん分析してしまってもいけないので、このあたりでストップ。 昨日からざざっと読んでいますが、これからまた2008年版と比べてみたりして、じっくりと目を通していきます☆ 『東京最高のレストラン(2010)』 2009 2008 この本が読んでみたくなりました~♪と思われた方は ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリック、ありがとうございます! 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく! ガレットのお菓子日記 Home へ 食べログへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[おすすめ本] カテゴリの最新記事
|
|