テーマ:食べ物あれこれ(50350)
カテゴリ:★東京グルメ
グラス入りの爽やかなカニサラダ仕立ての前菜、まろやかなリエット、深みのあるスープと旬の食材を使った主菜。
池尻大橋の気取らないフランス料理店 OGINO のランチコースは、終盤にさしかかります。いよいよお楽しみのデザート。 OGINO ランチのデザート ? 『ブルーベリーのタルト ホワイトチョコアイスクリーム添え』 『生チョコのパートフィロ包み焼き 木苺のソルベ添え』 『苺がハミ出たシュークリーム』←この日 初登場 最初にコースメニューを決める時に、デザートも一緒に選びます。 普通のランチもおまかせランチも共通で、デザートはこの日 3種類から選択。 『苺がハミ出た…』というユーモラスな書き方にシェフの思い入れを感じ、それにしようかな~と迷いましたが、説明時の“このくらい”といった手の動きがちょっと大きそうに見えたことと、チョコレートとフランボワーズの組合せが好きなので、生チョコのデザートに決定。 パートフィロとはお料理や製菓にも使う素材で、春巻きの皮のようなペラペラなシートです。巻いたり底に敷いたりして他の材料と共に使い、焼くとパリパリッとして薄いパイ生地のような食感。 パートフィロー 『生チョコのパートフィロ包み焼き 木苺のソルベ添え』? …目の前に現れたデザートを見て、微妙な違和感が… ◆今日のお話は、ちょっと長くなります。ざざっと読み飛ばして下さいね あれっ?赤くない。 上にあるのはどうみても白いアイスクリーム。 フランボワーズのソルベ(木苺シャーベット)は、どこに? 焼いたパートフィロの中にソルベが入り上にアイスクリームがのっているとしたら、かなり斬新な構成。いや、まさか。 ひょっとして、木苺ソルベとアイスクリームをのせ間違えた? このままいただくこともチラッと考えましたが、チョコレートにバニラアイスでは面白くないので、念のためお聞きしてみることに。 (もしかしたらホワイトチョコレートのアイスかもしれませんが、それならチョコにチョコ…) どうせなら本来のチョコレートと木苺の組合せが食べたい。 そう、頭は木苺の酸味とチョコレートとの相性のよいマリアージュへと動き出していました。やっぱり確認しなくては。 お店の人に声をかけると、「あっ!」と反応し、「少しお待ち下さい」と “そのお皿を放置したまま” 厨房へ。 しばらくの間戻られなかったので、目の前にあるそれをどうしたものかと私はフリーズ。当然友人たちの手も止まります。 ほんの数十秒かもしれませんが、こういう時は時間が長く感じられますね~。気まずい。 どうして下げてくれないのかしら。アイスが溶ける。 結局、お詫びの言葉とともに、グラスに入った木苺ソルベを1個、追加で持ってこられました。(のせ間違いだったようです) でも、これはいけない。 この形だと、「生チョコ+パートフィロ+白いアイスクリーム」で一皿食べ、プラス木苺ソルベということになってしまいます。 一個おまけしてもらえて嬉しい、という話ではありません。本当に残念。 うるさい奴にあたってしまって運が悪かったと、お店の方に申し訳ない気がしないでもないのですが、あえてここで書きますね。 予約をして2カ月待つ客というのは、そういうものです。このお店に来るのを楽しみにしていましたので、期待も大きくて。 うっかりミスは誰にでもありますので、そのフォローの方がはるかに大切。 これは、チョコレートと木苺の組合せを楽しむデザートだとすると、お皿を一旦下げて完成した形で持ってきていただきたかった。 しばし考えた後に私は、白いアイスクリームを別のお皿にどけて、自分でパートフィロの上に木苺ソルベを移動。幸い、白いアイスクリームはほんの少し溶けていただけでしたので、きれいに移すことができました。ふぅ。 OGINO ランチのデザート 『生チョコのパートフィロ包み焼き、木苺のソルベ添え』 できた。ソルベ移動完了。 仕切り直して、いただきます。 パートフィロをカットすると、中の生チョコは、どろり~んとやや溶け気味で心地よい柔らかさ。 ん?ここでも何か違和感が。 温度ですね。生ぬるいというか、ちょっとぼけた印象です。 ! もしかして、このデザートって…。ショーフロワ? 熱い生地に冷たいソルベをあわせ温度差を楽しむデザートだったりして…。 と、思った瞬間、隣の席のグループから「熱い♪」「冷たい!」と、思わず振り返ってしまうようなよく響く声があがり、つられて目線を動かすと、このデザートが。 上には赤い木苺ソルベがしっかりのっていましたので、私たちは顔をみあわせて静かにうなずきます。 「すごい!」だか「美味しい!」だか忘れましたが、熱くて冷たいデザートは称賛をあびていました。やっぱり熱かった? さて、この生地は本当は熱いものかどうか…今となっては、謎。 (後でこのお店をよく利用されている知人にお聞きすると、それほどものすごい熱々で出てくるというわけではない、というお答えが。) ◆どうにも気になって、帰宅後にこのデザートのことを調べてみました。 すると、OGINO の夜のデザートには 『木苺風味のガナッシュのパート・フィロ包み焼き シュトゥルイゼル添え』が。 行かれた方のお写真を拝見すると、アイスが…白い!? …一瞬、ザ~ッと冷や汗が。もしかして私、クレイマーみたいなことをしてしまったのかしら。本当は、上が白いアイスで中のガナッシュが木苺味? さらにこちらの写真によると、上に白いアイス、更に木苺のソルベが添えられています! きゃ~っ!私、間違えてしまったのかも!!! ………。 そこで思いだしたのは、隣席に赤いソルベがのったプレートが運ばれていたこと。 おちついて、おちついて。 昼と夜のデザートのメニューは違う違う違う。 深呼吸を。 なるほど、似ています。でも内容は違うものでした~。 これでは、ついうっかり取り違えることもあるかもしれません。 友人たちは『ブルーベリーのタルト ホワイトチョコアイスクリーム添え』 結局、別のお皿によけたアイスクリームは、溶かしてしまうのももったいないので、後でいただきました。慌てて食べたので味は“乳”を強く感じたとしか覚えていませんが、ホワイトチョコレートのアイスだったのかもしれません。 口あたりは非常に滑らかで、とても美味しいものでした☆ この内容のランチコースで2,500円というのは抜群のコスパの良さですし、味のよさを考え合わせると人気が高いのもうなずけます。 今回はデザートでちょっとゴタゴタしてしまいましたが、それを差し引いても、ぜひまた訪れたいお店といえます。 夜のメニューの方がこだわりの食材も幅広いようですし、話を聞けば聞くほど、あれこれ食べてみたいと思うようになっています。 色々教えて下さった方とお話しているうちに、近々夜に食べに行きましょう、という約束がまとまりました♪ 帰りがけには、出口でバナナの焼き菓子をお土産に手渡していただきました。 もしかしてデザートのお詫び?と思ってしまいましたが、後で友人に確認したところ、皆さんにお渡ししているものだそうです。 心のこもった笑顔、柔らかな接客。 今回の出来事はそれはそれとして、お店自体はとても好印象ですので、これを読んで下さっている皆様に、自信をもっておすすめできるお店だと思います。 あ、ますます予約がとりにくくなってしまうかもしれませんね。 フレンチレストラン オギノ OGINO 東京都世田谷区池尻2丁目20-9 1F 03-5481-1333 ランチ (土・日・祝のみ) 11:30~13:30 Lo ディナー(火~土) 17:30~23:30 Lo ディナー(日・祝) 17:30~21:30 Lo 定休日 月曜日 東急田園都市線 池尻大橋駅より徒歩5分 地図 OGINO の帰りは 三宿散策。 英国アンティークのTHE GLOBE、ケーキ&パン屋のラ・テール、アルティザンテラ、シニフィアン・シニフィエと徒歩圏内に素敵なお店が点在しています。 世田谷公園では桜が満開 2010年 4月 世田谷公園の噴水 世田谷公園の桜 おまけ 通りがかりに見つけた やまぶきの花 終わりよければすべてよし…ですが★ と思われましたら ↓を押して応援して下さいね。 いつもクリックありがとうございます♪ こちらも↑クリックしていただけると嬉しいです 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ガレットのお菓子日記 Home へ 食べログへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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