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カテゴリ:★東京グルメ
青山1丁目の老舗ブラッスリー、フランス菓子店ルコントが2010年9月26日(日)
↑ すみません、訂正です! 9月26日(日)ブラッスリー、パティスリーとも15:00 閉店です。 (最後のこの日は、日曜ですが営業) 昨晩、幸せのケーキ共和国 平岩理緒さん主催の、ルコントお別れディナー会「ルコントの夕べ」に参加しました。 料理は、あえて昔からの定番のクラシックなフレンチを特注。懐かしいお味に舌鼓をうち、閉店を惜しみます。 2010年9月11日 青山一丁目 ブラッスリー・ルコント 冷製オードブル 『フレッシュなガスパチョ、柔らかな茄子と共に』 今年の夏は長~い猛暑でしたので、“去りゆく夏を惜しむ”…といった寂寥感は全く感じられません。 そこに登場した、このドロンとした濃い野菜ジュースのような冷たいガスパチョ。 これは、真夏に楽しまれるものであり、まだまだ残暑が続く今いただくのにぴったりの季節感です。 しかしながら、ルコントお別れ会の一番最初のお料理となると、やはり今が盛夏ではなく秋のはじめにさしかかっていて、ガスパチョは夏の最後を華やかに飾っているのだ、と、感慨深いものがあります。 変わらないようでいて、季節は確実に先へ先へと動いていく。 真夏のオードブルから始まり、秋へと続くお料理の流れに、完全閉店してしまうことへのシェフのお別れのメッセージが隠されているような気がしました。 (深読みしすぎ?) 『ガスパチョ』と自家製『ライ麦パン』 実は私はガスパチョはあまり得意とはいえません。ニンニクの香りがきつく、見た目より遥かに強烈なお味だからです。生まれて初めて食べた時の衝撃が、はっきりと思いだされます。 うーん。ルコントのガスパチョもニンニクがかなり強い。とんがっていて、刺すように迫り来る刺激の中に、ボタボタッとした塊の柔らかなナス。 うわっ、これほど攻撃的なお料理は久しぶり。怖い物見たさのように味を確かめながら一口、また一口と食べ進みます。 けっこうたっぷりな量がありましたが、気付けば完食。思わずひきこまれました。 温かいオードブル 『セップ茸のフラン、バジルの香り』 2品目は一転して、熱々で秋の気配。 セップ茸(イタリア語ではポルチーニ茸)というキノコが主役の秋の味覚です。 写真を撮り終えてからいただいても、まだまだ 熱っつあつ。 滑らかでふわふわんとした食感は、これも、ねっとりかと想像したのとは違って、嬉しい驚きが。 また、周りに添えられたバター(と生クリーム?)のソースが実にクラシック! しっかりした味わいは、昔「フランス料理では、パンをちぎってお皿のソースをぬぐい、ソースを残さず食べきる」と教わった当時のもの。 コクがあり美味しいソースです。 『セップ茸のフラン』 ルコントの生みの親アンドレ・ルコント氏は、フランスでホテル・ジョルジュサンクのシェフパティシエを経て、1963年ホテルオークラの招聘で来日。 以来、1999年にお亡くなりになるまで、本場フランスと同じ素材とレシピで「万事フランス流に…」をモットーに、日本にフランス料理・菓子を広められました。 ルコント氏の亡き後もお店は続いていましたが、このたび、パティスリー、ブラッスリーをはじめ、百貨店を含む全ての店舗が完全に終了することに。 お魚料理 『スズキとオマールのムースのパイ包み(アンクルート)』 特注のお料理の中でも、これは特別。 まとまった人数で分ける時でないとこの姿は見れませんね。 ムースやすり身をパイで包んで焼いたお料理、アンクルート(en cro?te)。 cro?te=パイの皮 切り分ける前に“尾頭付き”の状態で見せていただきます。 集まったメンバーから同時にうわ~っ!と歓声が上がり、次の瞬間、一斉にワサワサワサッ、と全員が立ち上がり、カメラが取り囲む撮影大会状態に。 仕切りがしてあり、一般のお客さんとは隔離された席ですので、遠慮はいりません。大興奮。 『スズキのアンクルート』 中央にオマール海老のムースが入ります。 こちらも実にクラシックスタイル。セップ茸のソースに続き、クリーム系の懐かしいソースです。 ソースのお味は磯の香り系。海の幸をたっぷり感じられるオマールのソースが、淡白な白身の味をふくらませます 『骨付き子羊のロティ、季節の野菜添え』 子羊は、見事なまでに臭みがなく、王道といえる調理法で周りが香ばしく焼かれたお肉の中心の色は、淡いピンク色♪ こちらは肉汁を使ったソース。深みはあるけれどサラッと食べやすく、お肉の味を引き立てます。 おいしい、おいしい、おいしい~☆☆☆ 今回のメニューの組立ては、この会の主催者平岩さんとルコントとで相談され考えられたクラシック版。 懐かしいお料理を一気にいただこうという特注になっていますので、普通にお食事をすることを考えると、、かなりヘビーです。 ブラッスリールコント ブラッスリー・ルコント(Brusserie Leconte) 東京都港区南青山1-1-1 新青山ビル東館B1F 03-3479-2838 営業時間 月~金 10:30~20:30(L.O. 19:30) 土・祝 10:30~20:00(L.O. 19:00) 定休日 日曜(2010年9月26日は営業) 2010年9月26日 15:00クローズ予定 最寄駅 東京メトロ銀座線・半蔵門線・大江戸線 青山一丁目から直結 さらに…迫力満点のデセール に続きます 老舗がなくなるのは淋しい… と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく! ガレットのお菓子日記 Home オーストリア・フランス 14日間「地方菓子を巡る鉄道の旅」もくじ へ 真夏の韓国旅日記 もくじ(完結) へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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