カテゴリ:★東京グルメ
フォアグラ・穴子・牡蠣などなど。目の前に現れるお料理を見るたびに「闇鍋」という言葉が浮かびます。
メニューが渡されずにスタートしたイタリア料理 エクイリブリオ のコースランチ。 次に何が出てくるのかわからないまま、手探りのように食べ進みます。たまにはこういう趣向も面白い。 大開発途中の二子玉川。高層ビル近くにフランス料理のテイストも取り入れたイタリアンの新店がオープンしたと聞き、友人とランチに出かけました。 ランチといっても都心と同じ価格設定ですので、今迄の二子玉川にない満足度を密かに期待します。 2010年9月28日 エクイリブリオ 入口 店内写真撮影禁止とHPにまでしっかり明記。 「お食事を楽しんでいただきたい」お店の方針に従います。 店内はシンプルモダン。おとなしめの落ち着いた雰囲気。 半透明の白いカーテンごしに外がぼんやり見えますが、雨のため人通りはなく、隔絶された雰囲気になっていていい感じでした。 食べログ等でメニューの下調べをしすぎ、当日サプライズがなくなって大失敗したことがありますので、今回は何も読まずに出かけました。 「牡蠣は大丈夫ですか?何か苦手なものはありますか?」とだけ尋ねられ、メニューなしにいきなりコースがスタート。 そこで初めておまかせコース1種類だけだと気付きます。 牡蠣は嫌いではありませんが、大好きというほどでもなく…。でもこうしてシェフに丸投げおまかせすると、普段自分では注文しない美味に出合えるかもしれません。ちょっとドキドキ。 この先、写真がない分、詳しく書いてしまいますので、これから行かれる方はお読みになるかどうかよくお考え下さいね。帰ってから読まれてもいいと思いますよ。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ ガラスの位置皿は、私の前には青いぐるぐる模様、友人の前には緑のぐるぐる。去ったばかりの夏を思わせる清涼感が。 ◆そのガラス皿の上に、アミューズ(食前の小さなお楽しみ)、透明袋入りで口がとじられた『プチシュー』がのせられました。 もしこれが食後のミニャルディーズなら「食べきれないようでしたらお持ち帰り下さい」といった風情です。(“アミューズ”とフレンチ寄りの表現ですね) 最初からお持ち帰りはありえませんし、アミューズなら中は甘いクリームではなくサレ系のはず。何が入っているのかな~。わくわく。 ここで種明かしはなく、中が何なのか想像しながらいただきます。「○○のシューです」と最初に言われてしまっては面白さが半減する所でした。お店の配慮が嬉しいところ。 親指と人差し指でくるんとOKマークを作った位のサイズのプチシューは、底が丸くくり抜かれ、何かが詰められた様子。ぱくっと半分かじります。 わぁ、滑らか~。濃厚なこれ、フォアグラですね。かなりたっぷり詰まっています。ちょっと多め。中のホロ苦い味はキャラメルソース。 食べたのを確認し、タイミングよく『フォアグラとキャラメルのシュー』と説明がありました。 右側がエクイリブリオ 外観 ◆続いては、黄色のソースが白いお皿に鮮やかに映える一品。所々に泡々が。 『穴子のフリット』は、ふわふわふわカリッ!ととても軽やか。歯切れがよく、場所によって味が淡く感じる所と塩味がしっかりの所があります。 カボチャかと思った黄色のソースは、サフランで色づけしたじゃがいものピュレ。 穴子の肝のソースがチョコンと固まっているところだけお味見してみると、ガリガリガリッとパンのクラムをバターソテーしたような苦さ。これだけをつついてはいけなかったですね。オイリーです。 ほろ苦さという点ではフォアグラシューのキャラメルと若干かぶりますが、これが淡白な穴子に変化をもたせます。 最近見慣れた泡々は、しっかりセロリ味がしました。 エクイリブリオ 外観 入る時には全く気付きませんでしたが、この緑色の看板にメニューが! ◆かなり厚切りの四角い食パン?が黒い木の角皿に出されます。 このパンが印象的な美味しさ♪指先で遊びたくなってしまうほどぶりんぶりんと弾力のあるパンです。これだけ買って帰りたい~。 同じく細長い黒の木製皿の上には、食塩不使用の風味豊かな発酵バター。端から切って取りやすい形に細長く整えられています。 ◆次は『パスタ』。最初に予告された牡蠣の登場です。 手打ちの細うどんのような緑色のパスタはジェノベーゼ。ということはバジルが練り込まれたもの? それを覆い隠すかのようなぷっくらパツパツに膨らんだ3つの大きな塊は北海道アッケシ産の牡蠣で、フォークを突き刺すと風船のようにパンッ!と弾けそうに張っています。 ちょっと嬉しくなって口にすると、熱々、あちあち、ハフハフ。 味を中に閉じ込めるように周りは香ばしくグリルされ、中はとろとろ~。これはすごい。 …?おかしい。一皿ごとのボリュームはさほどではないように思っていたところ、この時点でだいぶお腹が膨れてきています。 振り返れば、フォアグラ・穴子・牡蠣。ガス入りのお水を飲んで膨張? そして後で聞いたところ、美味パンはじゃがいもが練り込まれたパンでした。まぁ。 私の中ではこのあたりでドルチェ、と思いましたが、友人が「もう一皿あるでしょう」と。 ………。そうですね。 確かに、このあと大迫力のもう一皿メインがありました~! エクイリブリオ ロゴ 店名のエクイリブリオはイタリア語で「均衡、平衡」。 この単語、一度聞いただけでスッと覚えられたらすごいですね。 ロゴの中で「i」の文字が、緑・青・赤になっています。 国旗の色から、緑はイタリア、青はフランス、赤は日の丸で日本…でしょうか。 小笠原圭介シェフはイタリアンのアロマフレスカ、フレンチのカンテサンスと今更説明の必要もないほどの人気店を経て独立。 こちらのお料理は、ジャンルでいうとイタリアンになるかと思いますが、フランス料理の食材・手法も柔軟に取り入れた“小笠原シェフ流”料理になっています。 後編・大迫力のメインと驚愕のドルチェに続きます ああ、写真がないのが本当に残念!美しいピンク色でした エクイリブリオ(equilibrio) 小笠原圭介シェフ 東京都世田谷区玉川1-15-6 ライズプラザモール 2F 03-3700-4647 営業時間 12:00~14:00(L.O) 18:00~21:00(L.O) 定休日 水曜 東急田園都市線 二子玉川駅から徒歩7分 要予約 店内写真撮影禁止 美味しそう☆ と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく! ガレットのお菓子日記 Home オーストリア・フランス 14日間「地方菓子を巡る鉄道の旅」 真夏の韓国旅日記 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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