カテゴリ:お菓子/グルメイベント
年一回、食べ物の美味しい秋に伊勢丹新宿店で行われる「イタリア展」。
今年は生ハムやパルミジャーノ・レッジャーノ(チーズ)、ボロネーゼソース等イタリアを代表する美食が集まるエミリア・ロマーニャ地方を中心に、10月5日(火)から11日(月・祝)まで開催中です。 プレスプレビューで一足お先にお味見させていただきましたので、見どころをご紹介しますね。 イタリア菓子として注目は『アフリカネッティ』。 卵黄と砂糖だけを使って作られた、とてもシンプルな構成です。 <レ・ボンタ ディ・ダーマ> 『アフリカネッティ』 (イタリア製)10個 2,520円 その昔、アフリカより帰還したイタリアの軍隊から伝わったというこのお菓子は、日曜の礼拝の後、家族皆で楽しむお菓子とか。 アフリカネッティとは“小さいアフリカ”という意味。 元々アフリカで食べられていたのは、この2個分をあわせたくらいの長方形。それを手で持ってパクッと食べられるように小さく丸くアレンジしたのは、ボローニャで3代続く<レ・ボンタ ディ・ダーマ>というお店です。 直径約4cm この写真でほぼ実物大 フランスのマカロンくらいのサイズのこのお菓子、食感はマカロンとは全く異なり、一口かじりはじめると、そのほろほろと崩れる繊細さに一瞬動きがとまります。 そして、手に残った半分を見ると…あっ! アフリカネッティ ここでは半割にしてみましたが、かじりつくのがおすすめ。 (3口サイズ位でしょうか) …中はきれいな空洞です! 食感は、意外なことにシャリッとする“お砂糖感”が、いつか昔に食べた和菓子にも似て不思議な懐かしさ。カルメ焼きとも違いますが、膨れて薄くなったもろい生地には確かに記憶の底を探りたくなる思いがします。 卵の風味が強い! このお店では、シンプルな組合せだけに素材にこだわりをみせ、「化学飼料を与えていない鶏が産んだ地元の新鮮な卵」と「自然な製法で作られた粉砂糖」を使っています。 こんなに壊れやすいものをイタリアから運んできたのね!とプチ感動。(いえ、ピッコロ感動?) 中を空洞にするには、卵と砂糖をよ~~~~くかき混ぜ(泡立て)るのがコツだそうです。この食感は面白い! 『アフリカネッティ』を持つマルチェロ・ディ・リエト氏 ※10月5日~11日来場予定 リエト氏に、このお菓子はどんな飲み物とあわせていただくのがお薦めですかとお聞きしたところ、甘いワインとあわせても、朝、コーヒー(または紅茶)と一緒に食べてもと。 「エネルギーを与えてくれるお菓子です。」 元々、アフリカで兵隊さんが簡単に食べることができてすぐエネルギーがたまるようにと作られたお菓子だそうです。 戦地にあってこれほど繊細なお菓子が食べられていたというのは、すごいことですね。 リエト氏は、一言お聞きすると、30倍くらいペラペラぺらぺらっ…とお返事を返して下さるとても饒舌で“熱い”シェフ。お菓子に対する愛情があふれだすのが伝わってきます。 今回販売されるのはイタリア製ですが、リエト氏によると「焼き立てがとろっとした感じでとても美味しい♪♪♪」とのこと。 焼き立ての美味しさを伝えるために、会場で特別に実際に焼いて試食を出すとおっしゃっていました。それは貴重な機会! アフリカネッティを海外で販売されるのは今回が初めて。 これはぜひとものぞいてみなくては。 【追記】 今日、イタリア展初日の夕方に会場に行ってきました! 平日の午後だというのにすごい熱気で、人の多さに仰天。不況なんてどこへやら、です。 お客さんは、美味しい食べ物には出費を惜しみませんね。お酒の売場もたいへんな賑わい。 この機会でないと手に入らないものや日本初登場のものに混じって、イタリア料理やお惣菜を極めている国内のお店も多数出場。イタリア料理が日本でも人気があるのがわかります。 お店の数も、サロン・デュ・ショコラの時と同じ6階の催物場に、隅から隅までぎっしりです。 アフリカネッティの売場では、たまたま私が訪れた時にはリエト氏は不在。 会場で焼き立てのアフリカネッティを試食してもらうことができたかどうか、気になります。オーブンが違うと、同じように作ってもうまく焼けないこともありますし…。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 薄く淡いピンク色の美しい生ハム『クラテッロ』。 ポー川周辺の8村で、豚腿肉の最も柔らかい部分のみから作られる希少品。 白ワインに漬けた豚の膀胱で包み1年以上熟成させます。その間、空調設備は一切なし。自然の風や霧による湿気でじっくりと熟成させます。 生ハムの王様『クラテッロ・ディ・ジベッロ』 今日、買ってきました~♪ 約35g 1,890円 カットされたサイズは色々。小さいと何枚も数が多くなり、大きいと2~3枚入りに。 自分で好きなサイズを選べます。せっかくですので大ぶりのものにしました。 裏を見ると材料は「豚腿肉、食塩」のみ。健康的です。 プレビューの時お味見をしましたが、生ハム自体をそんなに毎日食べこんでいるわけではないので何がどう美味しいか明確な言葉にするのは難しいですね。 最初、ぺらっと無造作に置かれた状態のものをお皿にとった時、意外と硬い?と思いました。 豚の脚を展示しその場で切りたてのものをいただく時に比べ、手で触った感じが「固まっている」。ん…? そして、大ぶりのものを贅沢に一気に口の中へ。すると、硬いと思っていた手ごたえが、あっというまに“戻ってくる”のがわかります。変化が素早い! そして、もぐもぐ?み噛み…ああ、深い。 言葉にしにくいのですが、奥行きがあるというか、平面的でない味の深さがじわ~っと広がります。 私はお酒が飲めませんが、これは飲める人にとって最高なのでは。 このまま食べてしまうのが惜しい様な、パンにはさんだり何かもっともっとじっくりと楽しみたい思いがする生ハムでしたよ。 パルマのレストラン<アンティカ コルテ パラヴィチーナ>のオーナーシェフでクラテッロ協会会長のマッシモ・スピガロリ氏による、生ハムの中でも最高峰といわれるクラテッロ。 なんと、『美味しんぼ』81巻P.110~に詳しく説明がありました! 美味しんぼにはマッシモ・スピガロリ氏ご本人も登場! ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ イングリッシュ・マフィンが薄くなったような、ホットケーキよりもがっしりした手ごたえのある丸いパンのようなものは、モデナの町で手作りされてきた伝統の品・ティジェレ。 半分にスライスして、間に好みの具材をはさんでいただきます。 伝統の製法で手作りされる<イル・モンタナーロ>の『ティジェレ』 ティジェレを家で朝食にしました。 本当は生ハムやオリーブをはさみたかったところ、手元にある材料でちゃちゃっと。 一つはソーセージ、マスタード、ベビーリーフ、赤ピーマン。 もう一つはスモークサーモン、チーズ、ブロッコリースプラウト、赤ピーマン。 どちらにもオリーブオイルスプレッドを塗っています。 何をはさんでもいい気楽さが嬉しい! ティジェレはいただく直前に温めました。素朴な美味しさ♪ 『ティジェレ』 イタリア製 10枚入 1,365円 会場では、具をはさんだサンドを、1個368円で販売中。 手作りのティジェレを販売するのはイルヴァーノ・プロストラティ氏とそのご家族。 ※10月5日~11日来場予定 スーパーを経営する傍ら、自然のものを使った手作りのティジェレにこだわり、奥さまが作ってお父さんがパッキング。娘さんがそれを支えます。 小麦粉・水・オリーブオイル・牛乳・卵・酵母・塩以外のものは使っていません。 いくつか気になるものをご紹介しましたが、とにかく会場に足を運ぶと、イタリア食材の多彩さ、魅力的な商品の多さに目移りします。 パスタ、チーズ、オリーブオイル、バルサミコ酢、イタリア野菜、生ハム、ピッツァ、ジェラート、ワイン、乾燥トマト、パスタソースなどなど。 どんどん試食してスタッフに質問し、好みの味が見つ買った時の嬉しさ。 会話をすると、お買いものはずっと楽しくなりますね☆ 次のページ に続きます イタリア展 2010年10月5日(火)~11日(月・祝) 10:00~20:00 (最終日は18:00終了) イタリアンフード&リビングフェスタ 伊勢丹新宿店本館6階 催物場 (レディス イタリアファッションバザール 伊勢丹新宿店本館7階催物場) (レディス イタリアシューズバザール 伊勢丹新宿店パークウェスト1階・地下1階) ※シェフの来場予定は、都合によりスケジュール変更もあります。 また、時間帯により不在の場合もあります。 イタリアにはまだ知られざる美味しい物がいろいろ☆と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく! ガレットのお菓子日記 Home お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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