テーマ:★お菓子★(2823)
カテゴリ:お菓子/グルメイベント
ふんわりとした風味の良い生地が、たっぷり巻きこまれた色白のクリームをしっかり支えています。
口どけがよい優しい食感を楽しんでいると、濃厚かと思われたクリームには乳の重さが残ることなく、意外とさっぱりと消えていきます♪ ああ~。おいしい。 浦和ロイヤルパインズホテル ラ・モーラ 『うらわろーる』 浦和ロイヤルパインズホテル 朝田晋平シェフと、「食」にまつわる情報ジャーナリストの平岩理緒さんによる「スイーツ・マーケティング最前線」のセミナー(<前編><中編>)終了後、参加者全員にロールケーキの試食がありました☆ このロールケーキは、日経電子版「今週の3つ星スイーツ」 《口溶け絶妙ロールケーキ、クリームと生地の一体感》(2010年6月3日) で紹介された『うらわろーる』です。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ ◆ 『うらわろーる』 開発秘話 浦和に20年以上お住まいの朝田シェフ。 生菓子で手土産に使うことのできる地元“浦和の銘菓”を新たに作りたいと考え、自分が大好きなもの、ロールケーキを選びます。 色々なタイプがあるロールケーキの中で「思いきりシンプルな物を作ろう」と決め、生地とクリームだけの構成に。 果物や他の素材を巻きこむこともありますが、ロールケーキの基本は生地とクリーム。 パティシエにより、「生地を中心に考え、それにあわせたクリームを選ぶシェフ」と、逆に「クリームに力を注ぎ、そのクリームにあう生地を考えるシェフ」と2パターンありますね。 朝田シェフは後者。 5種類の乳製品をブレンドしたり、一日置いたものでチャレンジしたり、果てはクリームの元になる牛が食べる餌にまでこだわるなど研究を重ね、オリジナルの生クリームひとつ完成させるまでに、半年を費やしました。 クリームが決まると、それにあわせた生地選び。 カステラに似たタイプの厚めのスポンジでバランスをとり、ついに『うらわろーる』の誕生です。 『うらわろーる』 1本1,600円 「こだわりすぎて、大量生産できないんです。毎日完売しています。」 あ~、究極のロールケーキは、一日限定30本の販売でした。これは競争率が高い! そこで冒頭の、試食した時の感想に戻ります。 一口、また一口と進み、あっという間に食べきってしまうスピード感。 頼りない軽さではありません。しっかりとした印象を残しながらも、振り返ることなく消え去るような後口のあざやかさ。 最初に口にした時に感じるクリームの濃厚さが、後に重く残らず消えていくのは、乳脂肪の異なるクリームをブレンドして作ったオリジナルのクリームだからこそ。 もう、完食。…もう一切れ食べたい。 と思ったところでやめておくのがいいのでしょう。 (私が自分でカットするなら、きっとあともう少しだけ厚切りにしていたかと…。微妙に薄切りだったような気がしています。好みの幅は2cmくらいですが。) ≪朝田シェフ≫ 「もう満足した、ではなく、もうちょっと食べたい、もう一種類食べたいと思っていただけるケーキを作っていきたい」 と朝田シェフ。まさにその通りになっています。 食べ終えた人はきっと、また買いに行きたいって思いますね。 ≪平岩さん≫ 「ロールケーキは大きなブームになっています。(クリームたっぷりの)一巻きタイプが人気がありファンも多いのですが、私自身の好みはクリームと生地のバランスが重要だと思っています。『うらわろーる』はクリームが主役。生地がちゃんと受け止めていて量もちょうどいい。」 「流行しているとか全く考えずに、俺がこれを食べたい!という(シェフの)思いが詰まっているのがいいな。」 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 『フェリークマンゴ』 浦和ロイヤルパインズホテル ラ・モーラ 手土産にメレンゲ菓子をいただきました☆ コーヒー、抹茶、ブルーベリーなどいくつか種類がある中からマンゴーを選びました。 至れり尽くせり。日経新聞さん、ごちそうさまです。 おやっ? この上品な形からはちょっと意外性のあるザクザクザクザクガリガリッ、という小気味の良い歯ごたえ。かなり食感があります。 そしてワンテンポ遅れてフウゥ~っと現れてくるマンゴーの香り。 口にした瞬間にシュ~ンと消えていく、はかないタイプのメレンゲ菓子だと想像していましたが、全く違います。 メレンゲ菓子は甘すぎる!という思い込みを吹っとばすような、フルーティーで威勢のいい小菓子でした。 うーん。手がとまらない。あと一つ、あと一つ、あと一つだけ…。 これは一人の時に食べてはいけませんね。 この食感をなくさないように、密閉してジップロックに入れ、冷蔵庫で保管しておきましょう、っと。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 今回行われた日経電子版セミナーでは、前半に電子版の便利な使い方の解説などがあり、後半に“女性のココロをつかむ「スイーツ・マーケティング最前線」”のテーマで講演会が行われました。 トップパティシエのお一人として日本のスイーツ界を牽引する朝田シェフの、現場の生の声を伺える貴重な機会となりました。 それと同時に、普段シェフの思いを伝える手助けをされ、様々な形でスイーツ情報を発信し続けている平岩さんが、司会や聞き手という形でなくパティシエと並びスイーツ界を支える立場で堂々と講演のパネリストとして登場されたことを、とても嬉しく拝見しました。 平岩さんの理路整然とした分析、解説を伺うと、今までなんとなく感じ、頭の中に散らばっていたいくつもの事柄が、パズルがはまった時のようにパチッと一つの明確な形になって整理されていくような気がします。 商品に込められたパティシエの思いを知ると、更に美味しく楽しく一つ一つのケーキを味わうことができるように思います。 シェフの思いを正確に伝えることのできるメディアの存在は、お菓子選びをする側からみても非常に大切です。 ブログで細々と、あれが美味しい、これに注目!とスイーツ・グルメ情報を脈絡なく発信している末端の立場にある私にとって、大いに刺激になるセミナーでした。 いただいたお菓子の美味しさをしっかり伝え、まだ召し上がったことのない人たちに「これが食べてみたい!」と思っていただけるようなきちんとした情報を流すこと。 そして「行ってみたらすごくよかった!」と喜びを分かちあえるような、そんな文章が書けるようになりたいと思っています。 日経電子版セミナー 今回の記事のもくじは こちら このセミナーについて、平岩さんご自身もブログでアップされています。 浦和ロイヤルパインズホテル ペストリーショップ「ラ・モーラ」 浦和ロイヤルパインズホテル 地図 浦和ロイヤルパインズホテル 朝田シェフに関する記事のまとめはこちら こういうセミナーをどんどん開催してほしい☆ と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく! ガレットのお菓子日記 Home ニフティ スイーツ部 ガレットの先取り!スイーツ情報局 へ 食べログへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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