カテゴリ:お菓子/グルメイベント
苺練乳、メロン?あずきバー???
ぱっと見てアイスキャンデーのようなキュートなスティックが箱にささっています。 よく見るとチョコレート。これは初めて見る形です。 ナオミミズノ×洋菓子マウンテン 『スティック』 6本入り 2,310円 フレーバーは、イチゴ、ジャスミン、ナチュール、青リンゴ、レ・ナチュール、エスプレッソ サロン・デュ・ショコラ では、ついつい外国人シェフの新作に目がいきます。 それも気になって買ってしまいますが、また別に、国内のショコラティエで東京から買いに行くには少し遠い名店のチョコレートが、この時期に手に入るのも楽しみの一つ。 特にこの水野直己シェフのチョコレートは、世界のショコラティエと堂々と渡りあえる美味しさだと自信を持ってお薦めできます。昨年に続きリピート買い♪ 水野シェフにお話を伺いました。 今回のテーマは「JAPON(日本)」。 このテーマの場合“日本の食材”という観点だけでチョコレートを作りがち。 抹茶、柚子、生姜、胡麻…などの和素材を使うよりも、水野シェフは“日本らしさ”を表現する方にこだわります。 それは見た目であったり、今の日本のカルチャーであったり。 世界からみた現代日本の魅力の一つは「ポップ」。 「アニメや漫画は世界に通用する共通語になったじゃないですか。」と水野シェフ。 そこでこの形、遊び心満点のスティックが生み出されました。 これが日本。 『スティック』 「ショコラと大人と子ども」3つが混ざったギャップで面白さを出します。 「見た目は可愛いですが、食べるとチョコレート感が強い。」「フルーツと組み合わせていますが、基本、本当にチョコレート!という感じです。」 …そう言われると、買って食べてみないわけにはいきませんね。 このラブリーなスティックが、見た目と違う? まずは気になるイチゴから。 とちおとめを使用したスティックを顔に近づけると、苺の香り。 ぱくっ。 これは、想像に近い軽やかな苺味。中は淡いピンク色です。(裏を見ると、ホワイトチョコレートからピンク色が透けて見えます) スティックの細さから、一口で口の中に入る量は控えめ。 きっちり1mmの薄さの上がけホワイトチョコレートで甘くなりすぎないように抑えています。 上品。 味を比べるなら、次はナチュール。 カリッ、というかパキッ、というか、薄い上がけチョコレートが割れる音がわずかに響くと共に、豊かなカカオの風味が一気に広がります。 ああ、おとな味。美味しい☆☆☆ この一本のためだけでもこの一箱を買う価値あり。 見た目のキュートさに反し、しっかり深く奥行きのある味わい。 通常のボンボンショコラに比べ細い分、上がけ部分のかなりきつめのビター感が、強烈だけれど美味しいと感じるギリギリの量に思えてバランス抜群。 口溶け滑らかなガナッシュを舌先でころがし、じっくりと苦味が勝るショコラを堪能。 好みです!(お子様向きではないと思います。) この細さは、もう一口、もう一口と先へ先へと食べ進む誘い水になり、あっという間に一本食べきってしまいます。 端から端まで一気に6本を食べてしまいたくなるのをぐぐっとがまん。残りはまた後で、ゆっくり味わうことにします。楽しみ♪ ナオミミズノ×洋菓子マウンテン 水野シェフのショコラ 新作各1,575円 新作の3箱。左から、 『カドル』 「自分が今まで出してきた基本的なものをテーマにしたセット」 『オード』 「香りをぶつけるというよりは、香りとチョコレートをなじませ、全体が一体となった香りを楽しむ」 『リセ』 「なめらかな、という意味。全てのガナッシュがなめらか」 そいういう説明を伺うと、どれも食べてみたくなってしまいますね。 『オード』を購入 ベルガモット、ポワールシナモン、杏&塩、キャフェクレーム、ジンジャー 「杏&塩」のみミルクチョコレート。他の4つはスイートチョコレート。 「ポワールシナモン」を一口。 やはり上がけチョコレートの薄さが心地よく、続いてなじみのある洋梨の香りに満たされます。 あ、洋梨だけでなくシナモンがからまるおかげで、ほんの少しエキゾチックな様相に。 柔らかなガナッシュのテロ~ンとした食感から、フレッシュな洋梨を食べている時の姿を連想。 なめらかではありますが、一気に消え去るというよりは、洋梨がしばらく口の中に残っていたがっているような気分に。 食べている時にはビター感はさほど感じないのですが、後口には上質なチョコレートのカカオ分が漂います。 確かに香りを堪能。楽しめるチョコレートです。 『マニア』 2,415円 マニア、と名付けられたこのセットは、お客様の要望にお応えして作られた「チョコマニア、ナオミミズノマニアの方むけのセット」 代表作「杏&塩」と、スイートチョコレートのタブレット(板チョコ)がたくさん食べたい!とお客様からずっとリクエストされていたそうで、今回、この形で販売できることになりました。 「杏&塩」は、水野シェフが2007年パリのサロン・デュ・ショコラ会場で開催された世界大会“ワールドチョコレートマスターズ2007”で総合優勝された時に出されたスペシャリテです。 そして、この見事な扇! もちろん全てがチョコレートで作られています。 近くで見た時に、その繊細さに驚きましたよ! サロン・デュ・ショコラ冊子の表紙にもなっているチョコレートの「扇」は ナオミミズノ×洋菓子マウンテン 水野直己シェフが制作。 会場中央にも展示されています。 プレスパーティーの会場で、来日シェフ全員集合のステージで、水野シェフ制作の扇が公開されました。 「自分が日本人だから、自分が作るならこうする、とジャポンを表現。 日本の職人だからこそ形になりうる繊細さ、こだわり。 日本人だからこそできる、得意とするところで勝負。僕の中では、いつもそう。」 日本人が表現する日本は、和素材だけではない。こだわりとか哲学とか、そういうものが全て含まれて日本というものになるのでは、と水野シェフ。 和素材、富士山、日の丸、芸者…。 まずはわかりやすいところから日本を紹介し、世界の人に興味を持っていただいた後は、更に一歩進んだ文化を背景としたお菓子を世界に向け発信していってほしいな~、と日本人シェフに対して大きく期待を。 サロン・デュ・ショコラ2011のパンフレットの表紙や、オフィシャルムックの裏表紙にシェフが制作した扇の写真が。。 また、水野シェフが子どもの頃に遊んだ由良川の石ころに似せて作ったというお店で一番人気の『ショコラピエール』には、福知山産の柚子を使った新作・柚子バージョンが登場。 今回のテーマはJAPONですが、特にそれにあわせて作ったのではなく、たまたまこれを出そうと思っていたところ和素材のため偶然テーマとぴったりあったそうです。 水野シェフは、柚子の酸味ではなく香りに注目。また香りだけでなく、ほろ苦さを引き出されています。 ※ ショコラピエールと水野シェフのお店については、ブログ友達のロゼ子さんが「幸福と口福を見つけに行こう」に詳しく書かれていますので、そちらもご覧下さいね☆ ナオミミズノ×洋菓子マウンテン 水野直己シェフ ※写真は許可を得て撮影・掲載しています。 洋菓子マウンテン (P?tisserie MOUNTAIN) 京都府福知山市字天田南本町269-3 0773-22-1658 営業時間 10:00~19:00(日曜、祝日は18:00まで) 定休日 水曜日 山陰本線 福知山駅より徒歩10分 地図 サロン・デュ・ショコラ 2011 伊勢丹新宿店本館6階 催物場 1月26日(水)~31日(月)<最終日18時終了> 新宿店は1月・2月は休みなし、毎日20時まで営業 詳細は サロン・デュ・ショコラHPに これは食べなくては☆ と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ ↓ ←こちらもよろしく! 次ページ へ サロン・デュ・ショコラ 2011 もくじ ガレットのお菓子日記 Home お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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