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テーマ:愛犬のいる生活(76108)
カテゴリ:保護犬
今回は、じゅりの過去について書いておこうと思います。
といっても、保護団体さんのHPにあったプロフィールや、 幹部の方・預り親さんのブログとお話を寄せ集めたものです。 なので、わかっているのは保護されてからのことだけです。 ![]() じゅりは、2021年12月に、千葉の愛護センターで居残っていたところ、 相談を受けた保護団体に引き取られました (他からのオファーがなかったそうです)。 保護当時の様子 ↓ (保護団体さんのブログ) センターでは「毛玉だらけで、右前足がつけないシニアのコ」といわれたそうですが、 保護団体の方がトリミングしてくださったら、予想よりは若そうな。 でも、足は当初思われていたよりずっと深刻でした。 肩と肘の重度の脱臼。 肩が外れ、肘が反転した状態。 普通の脱臼整復では治せない難しいケースと判明。 その時のお話 ↓ (保護団体さんのブログ) その後、手術を担当してくださることになる病院へ。 この時、てんかんの持病があることも確定しました (預かり親さん宅で、2か月間で4回、そうと疑われる発作がありました)。 手術をしてくださる先生の診立て ↓ (保護団体さんのブログ) ところが、この手術の8か月後の2022年11月、 じゅりの異変に預り親さんが気づき、再手術を受けることに。 将来少しでも使えるように、と可動域を残していた肘が、再度脱臼していたのです。 再手術について ↓ (保護団体さんのブログ) この時、痛みをとることを最優先としたので、肘は固定されました。 最初の手術で肩も固定されている為、もう歩行には使えません。 が、断脚も免れ、苦痛からも徐々に解放されることに。 手術してくださった先生のお話では、 もともとの怪我(重度脱臼)は、 事故か、高いところから落とす・蹴り上げる、など、 強い力が加わってなった(人為的な)もので、 すぐに病院へ連れて行っていれば治ったはずのものでした。 長期間放置され、使えなくなってしまったこともですが、 その時の痛みと恐怖、そして保護されるまでの長い時間耐え続けていたことを思うと、 、、、言葉がみつかりません。 本当によく頑張りました。 じゅりの前足は使えません。 左右を比べると、明らかに委縮し小さくなっています。 ![]() 立っている時は、いつも片方を上げた状態。 ![]() ちょっとポーズをとっているようにも見えます。 ![]() へそ天でゴロゴロしている時は、招き猫のようなポーズに見えます。 ![]() 歩くときは上手にリズムをとって、3本足で歩きます。 ![]() 「お座り」は当初全くしませんでしたが、 最近になってお散歩中のカート内で、時々見られるようになりました。 ![]() 犬は前足7割後ろ足3割で体重を支えています。 7割の全てを左だけで支えていること、 歩くたびにその衝撃を片側だけで受けていることを考えると、 いつかは車椅子を考えなくてはならなくなるかもしれません。 術後半年間飲み続けた鎮痛消炎剤は、断薬に向けて減らし中です。 てんかんは真性部分癲癇で、現在内服薬でコントロールできていますが、 薬は一生飲み続けなくてはなりません。 皮膚も脂漏性皮膚炎気味で、3日に1度全身洗いをしています。 健康面での心配事はこんなところでしょうか。 他は、血液検査も良好、お腹具合も順調です。 ![]() 保護された当初は、とても暗くて大人しく感情を出さなかったそうですが、 預りママさんの愛情と努力で、可愛い表情も自己主張も見せるようになりました。 人間が大好きで、攻撃的なことはしません。 が、分離不安気味でお留守番はとても苦手、常に私の後をついて回ります。 ふと、考えてしまいます。 人を噛んではいけないと知っている、ということは、 もともとは普通の家庭犬で、癲癇とわかって捨てられた? 置き去りにされて事故に遭ったの? だから一人ぼっちが怖くて、お留守番でパニックになるの? 推定7歳。 本当のことは、じゅりしか知りません。 その年齢まで、どこでどうしていたのか。 いつから彷徨っていたのか。 傷む足で生き抜くことは、どれほど大変だったろうか。 このコを助けてくださった全ての方々に感謝します。 もちろん、じゅりとの日々は平坦ではなく、 上手くいかないことも多くて、イライラしたり途方に暮れることも (多分じゅり側も同じ)。 でも、独りきりとなった部屋で広がる埋めようのない空虚を、 今、じゅりの存在が埋めてくれています。 ![]() おまけ 2回目の手術翌日の様子 ↓ (保護団体さんのブログ) 決して大人しいコではありません(むしろお転婆)。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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