さくらのカレンダー
さくら地方の桜は、もう多くが葉桜となりました。私が若い頃は桜=入学式のイメージで、鹿児島出身の同僚との差(桜=卒業式)に、へぇ、と思ったことがありました。今ではさくら地方の開花も早くなり、春休みのうちに散ってしまう方が多いかもしれません。近所の小学校の校庭に大きな桜が1本あり、誰もいない校庭で見事な満開を迎えている姿はもったいなく思えましたが、その散り際の美しさは、孤高の雄姿とも映りました。さて、さくらの持ち物のお話ですが、我が家には、さくら専用のカレンダーがあります。たまたま使っていない卓上カレンダーがあったので、それをさくら専用として、予定と記録を書いていくことに。スタートは2005年3月27日(日)。ペットショップで出会ったので、前日の26日(土)に売買契約をし、さくらの受取りは翌日にしてもらい、そのまま車で郊外のショッピングセンターへ、必要なもの一式を買い揃えに行ったのを覚えています。翌日バックヤードでシャンプーの仕方(力加減やお湯の温度も)教えていただき、さくらは「うちのコ」に。そこからは、楽しくも大変な日々。子育ての経験がない私たちは、とにかくさくらに振り回されっぱなし。4月の2週目からは、体調管理の為に、とご飯の時間とピップの時間を記入するようになりました。下の方の1週間の矢印は、しつけ教室での「預かり保育」です。実は当時さくらにはペットショップでついた困った癖があり、私は1か月間ひたすらそれを阻止する見張りに。でも阻止はできてもなかなか治らず、お散歩が上手にできないことも含めてお教室にお願いしました。本当は幼いさくらを1週間も預けるのは嫌だったのですが、通いではその状況が確認できないし、飼い主がいると甘えが出てしつけができないから、と言われ、毎日ガラス越しに様子を見に行っていました(5,6日目は断られてしまいましたが)。最終日は、さくパパと共にお散歩の指導を受けて終了。預けている間悪いクセは確認できず、更に他の子犬ともよく遊び、むしろさくらの方が「暴れん坊」だったそうです。ところがその後、またもよくない事が始まります。カレンダーの「正」の字はちっちの回数です。パピーの頃は基本はケージ内で過ごさせ、ちっちが上手くできた時にご褒美としてケージから出して遊ばせる、という躾本の情報を鵜呑みにしていたら、「ちっちさえすれば出してもらえる、遊んでもらえる、おやつもらえる」となり、したくなくても、1滴でも絞り出す、ということをし始めました。しかも少しでも汚れたシートは使いたくない派なので、交換も頻繁。近所への外出(お留守番)はちっちが済んだ直後に出かけて急いで戻らねばならず、とりあえず回数を記録することにした、、、懐かしいさくらとの戦いの記録です。暫くしておトイレは完璧に覚え、夜以外は室内フリーとなりましたが、数年間はなんとなく癖で書き留めていたように思います。 (そういえば反抗期で噛むようになり、お散歩に出るのが大変だった時期もあり、 しばらくおトイレメモを続けていました。)大人になった頃には、もう食事もおトイレも回数や時間は固定、書き留めるのは外出や通院のことになりました。一緒に旅行に行った、数少ないお出かけや、さくパパの入院で長期間実家に預かってもらったこと、パテラと前十字靭帯断裂の手術で入院したこと、その他通院時の体重や、フィラリア予防薬の日、トリミングの日など。そして、2022年は通院が増え、それだけでカレンダーが埋まっています。2023年1月。ここでカレンダーは終了です。長く懐かしい記録。いずれ私の気が済んだら、写真にでも撮ってカレンダーは処分する日がくるでしょう。その時まで、引き出しの奥に。おやすみなさい。余談:もともと整理整頓が苦手な二人が、独身時代の荷物をそのまま持ち込んだ為、 スタートから沢山の物で溢れかえっていた我が家。 ただでさえ狭いのに。 で、終活、、、というほど本格的ではありませんが、 お片付け程度には整理しようと、重た~い腰を上げました。 今まで目を背けてきた荷物の山から、未使用の文房具がゾロゾロ。 レターセットやらメモ帳やら、可愛くてつい集めていた物。 捨てるには惜しく思え検索してみると、文房具の引き取り先は主に二つ。 いずれも「他国の困っている子供への支援」を謳っていますが、 一方はこちらの負担は送料のみ。 なので、実は他国への支援はほとんどせず、 国内で販売して利益の一部のみ支援に回し、 あとは自分たちの懐ではないか、というアヤシゲな噂も。 もう一方は、送料以外に寄付金(千円から二千円程度)が必要です。 う~ん、どちらがいいのかしら。。。(でまた片付かない…) こういう時、マンションの隅っこに「物々交換所」みたいなところが あるといいのに、と思ってしまいます。