テーマ:癌(3550)
カテゴリ:外科医のひとりごと
大腸内視鏡検査って、やられている患者さんが一番大変なのは当然なんですけど・・・
『いた~~~~~い~~~~っっっ!!!』 『や~~~~め~~~~~てぇ~~~~ぇぇぇっ!!』 (ノ_-;)ハア… こっちがやめたいよ~・・・。 いたがらせているこちらが悪いとはいえ、もう、ほんとにちょっといれただけで 大騒ぎする患者さんっています。 やってる間ずーっと 「ごめんなさいねー、ここすぎたら楽に出来ると思うから(楽になるとはかぎりませんが)」 といい続けなければいけません。 えてして入れにくい患者さんなので、体位をかえてもらってり、お腹を圧迫したりして 何とかして奥まで挿入していきます。 こんな風に叫ぶ人って おなかの手術をしたことがあるひとで(癒着してるんですね)、 中年のおばちゃんに多いような気がします。 偏見でしょうか( ̄▽ ̄) 私は普通は鎮静薬は使用していないのですが、 ・あまり緊張が強い患者さん ・前に痛みがあった患者さん ・ご希望される患者さん などには使います。やってる最中に痛くなってきた場合も使用します。 最初から点滴して全例麻酔かけてやられている先生もいると思いますが、 鎮静してやると、その後休んで帰らなければいけないとか、 呼吸抑制の副作用の危険とか、 病院によっては休ませるスペースがないなどの制約が出てしまう場合もあります。 鎮静をつかわずに終わればすぐに帰れますし、副作用の心配もないですしね。 薬を使うかどうかは先生の考え方によると思います。 どちらもメリット、デメリットがありますからどちらがいいともいえません。 でもときどき、こうした挿入しにくくて、痛がりの患者さんにあたると大変です。 それでもほかに人がいないならやるしかないですしね。 がんばって挿入技術を磨くのみです。 でも最近調子悪いかな~ 前より時間がかかってるような気がします。 患者さんたちへ 痛くしてごめんなさい ごめん隊<(_ _)><(_ _)><(_ _)>参上 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.11.22 21:44:33
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