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福田里香さんの「ハウルの動く城」でのコメントがとても印象的でした。ソフィとハウルがベーコンエッグを作るシーンを挙げ、マルクルの分だけを作るソフィの謙虚さや、ソフィの分を黙って作ってあげるハウルが「悪い人ではない」と表現しているというのです。
物語の中におけるフード表現…。“フードの周辺を描くことで、登場人物の性格や感情を精密に表現する~”。それを意識して読むとより深みが増すなあと実感するのが、その福田さんの新刊「まんがキッチン」です。 例えば、「ハチクロ」でリカさんが真山に言う「まず、何か食べましょう」は、リカさんの「これからも生きていく」という気持ちの現われだとか。 「のだめカンタービレ」で、真一はのだめに料理を作り、のだめはそれを喜び、一緒に食べるシーンが繰り返し描かれる。それはふたりの深い結びつきの表現であると。 この本では、「このシーンのこのお菓子が美味しそうだから再現しました」ではなく、その著者の作品傾向も踏まえたコメントと、その世界を何ひねりもしたお菓子のレシピと写真が掲載されています。 ちなみに「のだめカンタービレ」のページでは「ぎゃ棒」というオリジナルのお菓子が紹介されています。言うまでも無く?のだめが発する奇声「ぎゃぼ」の当て字です(#^.^#) まんがキッチン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.28 23:22:56
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