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色々な文字に興味があるので、ふと手にしたこの本での日本漢語の形成については、面白かったです。
日常生活だけなら現地語で間に合うけれど、現地語には科学や西洋近代哲学の概念をあらわす単語がないため西洋語で授業せざるを得ない国は多いとか。で、日本も明治の初め頃まではそうだったのですが、新漢語が考案されたことで、日本語だけで文明生活を営める国になったというのです。 そしてその新漢語のセンスの良いこと。。例えば「フィロソフィー」は「知(ソフィー)を愛する(フィロ)」という意味ですが、これを「哲学」と訳したのですね。 著者の加藤氏は「外国起源のものでも、日本に根付いたものなら、日本文化です」と言う。ですから漢字に関してもお互いがそうであると。 ただ「もともと文字を持たなかった日本に漢字が入ってきたのは~」と断言するのはどうなんだろう?とは思いましたけどね(#^.^#) 一緒に写っているのは、今秋の展覧会「ムンク展」。楽しみです(#^.^#) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.07.03 20:23:44
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