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手づくりの縄文地図を持ち東京を散策する「アースダイバー/中沢新一」は、何回読んでも興味深い。中沢氏は地質学により縄文海進期の東京の地図を描き直し、縄文・弥生時代の集落跡や古くからの神社・古墳・寺院を書き加えて散策すると、その跡が今でも残り特有の雰囲気をかもしだしているという。
最近、お国柄の違いについてのバラエティ番組があるけれど、「東京」という地域だけでもかなりバラエティがあるように思う。一番良く感じるのが電車で、路線によって確実に雰囲気が違う。 少し前に松任谷由実さんのラジオでエレファントカシマシについて「(自分は都会型と言われているが)エレカシは都市型で、東京を四等分したら左上。団地・工場・乾いた情緒感がある。~メタルも少し。」と評していた。「メタル」に関しては音楽的な事もだけど、金属(工場とか)を感じるとも。多少、資料を見たのかもしれないけど、確かにエレカシメンバー3名は赤羽育ち。 なんかね、さすがユーミンと思える分析。十代で既に哲学的で美しい音楽を作っていた感性は伊達じゃないな!と。 自分は何から出来ているのか、何故特有のものに惹かれるのか。「好きなものは好き!」でいいんだけど、多重に感じる何かそういうものの根源的な共通点を探ってみるのも面白いと思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.05.06 11:30:43
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