さくらにまつわること
花見は修験道のひとつで魂を元気にする目的があったとか。また昔の桜は穀物の霊を呼び寄せる木として田んぼに植えられていたと。桜の木に降りた霊は花びらの先端を通って再び天へ昇ると考えられ、桜の花は霊の出入口と言われた事もあったそうです。父子三代の桜守の方によると「桜は満月にむかって咲く」そうです。それを受けて日本画の夜桜に満月が描かれているのは自然の法則を表した陰暦の眺めだったのですねと荒俣氏。そして東京人は咲きかたの表現として「(桜が)笑いかけてきた」とは言わない理由としてソメイヨシノはクローン桜だからと。枝垂桜は寿命は千年以上だけどソメイヨシノはせいぜい80年だとか。祇園の桜を「ジジ桜」と称し「魂がザワザワして、人間と自然が一体化する感覚」と言う荒俣氏。今年は面白い桜情報が次々と入って来ます(^^)。やっぱり桜を追って日本縦断旅行をしてみたい…。