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カテゴリ:Being
今朝になってもまだイチローの偉業達成の興奮がじわーんと胸に広がっている。朝のテレビでもイチローの特集が満載。同じシーンばかりなのだけれどつい観てしまう。
その中である人がコメントしていたこと。イチローの発言が心に残っている、という。「メジャーの仲間は『野球を楽しめばいいんだよ』と言ってくれるのだが、僕には『野球を楽しむ』という感覚がわからない」と言ったそうな。 おおーっ! と反応。「おんなじだ~!」 私も人には「楽しむ」という表現を使うのだが、実はその感覚ピンと来ていない。だってさー、仕事を楽しむなんていうけれど、その前にたくさんの大変さや苦労があり、その後に「やったー」とか「やってよかったー」という感覚があるわけ。とてもとても「楽しみました」とは言えない。「充実」「やり甲斐」「中身の濃い」等々はわかる。 それでも仕事上、その言葉を言うときはある。その時は胸に何か引っかかりがある。それを押さえて言っている。なぜなら、聴く人に伝わりやすいから。 他にも引っかかってどうも胃や背中の辺りがザワザワしてしまう言葉はある。「ワクワク」「ついてる」等々(この辺りは著名人を含め多くの方が使われている言葉なので非常に書きにくいのですが、あくまでも私個人が苦手と思っているだけです。頭では良い言葉だと理解しています。)。 「これは人々を元気にする言葉なんだ」と自分に何度も言い聞かせているのだけれど、どうしてもダメ。コップを机に伏せて「キーッ」という音を耳にしたときと同じ感覚がして逃げ出したくなってしまうのだ。だからそれらの言葉を私に対して発したときに私の反応がなくても気にしないで欲しい。その場から逃げださないように耐えるだけで精一杯なのだ。 この前人にすすめられたある本を買い新幹線の中で開いた。そういった言葉が満載だし、内容のトーンも同じ。その瞬間全身に気持ち悪さを感じて本を閉じてしまった。その間5分。その本は二度と開くどころか、まだ鞄から出せないでいる。 私が夢を叶えるには、自己を肯定し信頼した上で目標を持ち、プラスイメージを持つことが大切。そしてあとは行動と努力。それしかないと思っている。そこに高揚感みたいなものはないのだ。 実際イチローがどのように考えているのかは知らない。しかし、ほんのちょっとだけ共通点があるような気がして嬉しい。私も地道にがんばろうっと。 やっぱり変人かなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004/10/04 10:13:12 AM
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