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川柳で人生を二倍に生きる

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2008年01月28日
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カテゴリ:川柳
 <川柳画>という用語があります。
 川柳に絵を添えて、その意味を、より分り易く、また面白くしたものです。

 これは、川柳にはじまったことではなく、既に川柳画に先立って、句に絵を賛した作品は、狂歌や俳諧(または発句)への添え絵があります。
 狂歌では、すでに明和7年(1770)の英一蝶による『一蝶画譜』の中にそれが見られます。

   川柳マンガ 英一蝶.jpg

      猿ひき
        われかれを廻すと嘘は思ふらめ  まわされて世を渡たる猿曳


 大川の遊山舟を相手にしての舟に乗った猿曳(猿廻し)の絵が右の狂歌に添えられています。
 まだ、川柳画が生まれる65年も前のものですが、その後、〈川柳画〉としてイメージが形成されていく原形質が、柄井川柳在世中の『誹風柳多留』五篇と同じ年に、同じ短詩型の狂歌で見られることは、川柳と絵が出会ってゆく過程として、興味深いことですね。





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最終更新日  2008年01月29日 01時01分23秒
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