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カテゴリ:ビジネス
車を売ることを考えていた。 楽天のメールdeポイントで、車の査定についてのメールがあった。 とりあえず、いくらで売れるか、目安を知りたくて、必要事項を入力して、クリックをした。 朝の7時くらいだろうか。 そこから、携帯電話に0120の番号の着信が入る。 電車の中であり、会社の仕事中であり、会議や、移動訪問中など、携帯電話に着信と留守電が入る。 てっきり、入力データで、査定額がそれぞれ、各社から送られてくるのだろうと思っていたら、違った。 1度、車を見させてください、というものだ。
そこで、11月1日の夕方に、2社予約を入れ、再度、電話があった会社の1社を加える。 どうかなと思ったが「3社まとめてやるのは、よくあることです。」 その会社は、そう言っていた。
そして、当日、スーツに身を固めた営業が2人と、少し、固くない着こなしの営業が1名玄関に立っていた。 そこから各社の査定が始まる。
車検証を見て、左ドアを開けたところの車検書を見て、土足禁止、タバコの有無を確認し、社内装備を見ていく。 一通り終わって、いくらなのかを聞くと、誰も答えない。
まず、いつ売るのかで、価格が変動する。 今週、引き渡すのなら、金額が出るという。 しかし、その値段で、年内12月には売れないという。 また、12月は、車の売買が止まる月でもある。 11月の手放しを望む、とのこと。
自分の車が、インターネットで大体95万円で売られていた。 型式、走行距離、色を絞り込んだ結果だ。 そこから、考えて、80万円が値頃だと見込んでいた。 だが、集まる営業たちは、80万円の提示に渋い顔をする。 65万くらいですよ、といった空気を漂わせる。
「みな、同じデータを見ています。」 だから、販売価格は、各社似たようなところで、どうしても欲しい会社が、数万円を乗せて金額を提示するとのこと。 オークションで売ったときに取引される金額が目安となる。 あとは、自社で販売する予定価格との差額が、各社の利益になる。 結局、なにもわからないので、自分の車がいくらで売れるのか、それが、得なのか損なのか、わからない。 数社を比較検討できました、という状況にはならなかった。
少し寒くなった屋外での交渉に疲れたので、その場で、名刺に金額を書く入札はやらないことにした。 知人、インターネットで相場を探ることにした。
大体、オークションでの取引が72万円で、販売価格が95万円というのが見えたので、次の日、別の会社を呼んで、価格をぶつけてみる。 80万円をぶつけて、結局75万円で決まった。
営業は、データを本部に送り、本部が査定する。 その時、他社の値踏みや、自社の在庫、販売見込みを計算して、売れる見込みがあるときは、高い金額(数万円)を上乗せしてくる。 インターネットに書いてあるような、数社見積もったところ、1社は10万円も高かったのでそこにしました、といったすっきりしたやりとりではない。 「みなが、この車は65万ですね。」「でもうちは、71万円、出します。」「それならうちは、本部に75万円ならどうかと掛け合ってみます。」という交渉の結果、65より、75は10万円高いと見えるに過ぎない。
2日目の営業とは2時間半に渡り話し合った。 そこで、学んだことがある。 車はトヨタが高く売れる。海外でも人気である。 軽が高く売れる。 色は黒か、白のパールメタリックならあと5万円は高くなる。新車を買うとき2万円出せばパールになるのならそうした方がいい。 営業は、客にもブラッフを仕掛け、本部に電話するときも、本部にブラッフをかける。正直者のクリスチャンにはできない営業スタイルだと思う。 会社規模で、引渡しのあとトラブルクレームで、価格を下げる小さい業者もある。 ランクルや、ハイエース、ラブ4などは、海外で高く売れている。
土休日の夜の6時過ぎに客先に出向く中古車販売の営業の仕事は大変だと思った。
そして、中古車に関する楽天ブックスを検索すると、10年前の中古車選びの中古本しか、おもに出てこない。 やはり、車が売れない時代でもあるのかもしれない。
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Last updated
2014.11.16 07:26:32
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