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カテゴリ:旅
荒川区の帝国湯へ行った。 来年で、100周年である。 建物は、一度空襲で焼けたとのことで、今でも残るのは99年前のレンガの壁だそうである。
そういえば、東京駅も100周年を迎えている。 おそらく、当時流通していた同じレンガだと思う。 http://www.tokyostationcity.com/tsc/marunouchi/ 東京駅のリニューアル工事では、当時の職人のきめ細かい仕事の技が改めて確認できたそうだ。 だから、関東大震災に耐え、経年劣化を乗り越えている。 手を抜かない仕事の結果を今の東京駅に見ることができる。
それでは、同じく100年近い歴史を持つ帝国湯はどうだろうか。
帝国湯の番台の後ろ側にある神棚のような棚は、1年に1度だけ正月飾りの鏡餅を飾るためだけにあるそうだ。 また、ペンキ絵の富士山の頂上にも釘が刺してあり、そこにも正月飾り引っ掛けるそうだ。 ペンキ絵は今は亡き、早川利光絵師のものだ。 豪快な波しぶきが特徴とのことだが、確かに描かれていた。
この帝国湯には、縁側があり、池には鯉が泳いでいる。 お客さんの中には、夏に縁側で寝ている人もいるそうだ。 こんなところで、涼めるなんて、確かに気持ちよさそうである。 そして、池の水は組み上げた井戸水を使い、同様に銭湯の水も井戸水を使っている。 女湯の池では、金魚が泳ぎ、子どもの転落防止のため、縁側には柵が設けられているそうだ。 ガラスも特注だそうだ。
そんな話を、番台の女将とする。
そして、この銭湯の浴槽はすごく深い。 3つのうちで、2つの浴槽は、自分のみぞおちより深い。 おそらく1メートル以上はある。 温浴と水圧効果を期待できる湯である。 自宅では味わえない銭湯ならではの特徴である。
女将さんに正月2日に来て欲しいと誘われた。 正月飾りの特別に飾られた銭湯を見て欲しいとのこと。
参考 http://arakawa102.publishers.fm/article/4732/
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Last updated
2014.11.23 22:04:01
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