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カテゴリ:ビジネス
このところ、社会科見学をしている。 朝日プリンテック船橋工場へいった。http://www.asahi-pt.co.jp/corporate/index.html
見学をしたのが午後だったのだが、印刷機が動き出して、新聞が刷られ、束になり、ビニルに包まれ、トラックに積まれるまで、おそらく30分は掛かってないと思う。 夕刊の第4版が刷られている現場を見学出来た。 時間帯によっては、機械が全く動いていない中を、説明だけで終わる見学もある。 新聞紙の印刷されるうねりのようなものを体感できた。
大昔の小説に出てきそうな版下の活字を組むといった作業はない。 青いアルミ板にレーザーで処理された版下ができていく。 しかも、カラー印刷のため墨、藍(シアン)、紅(マゼンダ)、黄(イエロー)4色が重ねられて印刷される。
人の少ない工場で、ビルの3階建ての輪転機が、大きな音を立てて廻り、そして、昇龍の鱗のように刷り上がった新聞が、次の工程に移動する。(写真は刷り上がった夕刊。裁断され束になっている。高速過ぎて、ただの帯に見えてしまう。) フロアでは、巨大な巻紙を運搬するAGUという無人搬送車が、床に描かれた磁気のレールの上を、接近注意の音楽を奏でながら動き回る。 臭いインクの匂いの中で、未来ロボットのような車が動き回る。
一見、全て自動化で、すっきりしているように見えるが、高速(時速40キロメートル)で動く輪転機の色の重なりや、新聞のミスを瞬時に判断しているスタッフがいる。 彼らの仕事が、新聞印刷工程の核だと思う。 多分、機械の脇で新聞を広げているスタッフと、どこかの部屋で、高速撮影された紙面チェックをして、インク量やスピードコントロールをしている方がいる。
新聞の記事も朝刊は、記者からの記事が集められ、デスクで編集会議がされ、紙面が作られ、再度編集会議をして内容が精査される。 15:30に記事が入り、20:00に編集会議が行われ、レイアウトが決まる。 一度印刷して、21:45にデスク長会議が開かれ内容が精査される。 そして、修正されたデータが、全国の印刷工場に送られる。
コイワタイムズの記事を2週間に1回書くのとわけが違う。 世界の動きを毎日まとめる作業が行われている。 刷り上がった新聞に知り合いの記事があった。
ニキズキッチンの棚瀬さんが取り上げられていた。 「キッチンで世界旅行」 http://www.asahi.com/articles/ASGCW5D15GCWUTNB00F.html 外国人の自宅キッチンで一緒に料理を楽しむ――。そんな体験教室を紹介するインターネットサイトが人気だ。外国人の先生から学ぶのは、料理だけでなく、英会話、その国ならではの「おもてなし」の心も。現在34の国・地域の料理が選べ、ちょっとした世界旅行気分が味わえる。 チュニジア出身のフダ・セラミさん(34)が、埼玉県ふじみ野市の自宅マンションで開く料理教室に9月の土曜日、20~60代の日本人男女6人が集まった。フダさんが先生として登録するサイト「ニキズキッチン」で予約した人たちだ。 料理中の会話もレシピも英語。野菜を煮込んで卵をのせた郷土料理シャクシュカ、太陽の形のタルトなどを作る。小麦の甘い香りがぷんと立ちこめる。約1年前からニキズを利用する同県川口市の会社員武田みち代さん(42)は「アラブ圏の料理に興味があった。日本にいながら世界旅行ができるのが魅力」と話す。 ニキズhttp://www.nikikitchen.com/は東京都江戸川区の棚瀬尚子さん(44)が「インド人から本場のカレーを習いたい」と思い立ち、14年前に始めた。子どもの頃から実家に留学生を招き、各国の家庭料理に親しんでいたという。サイト名は棚瀬さんのニックネームから付けた。 始めた頃は、近所の掲示板に募集を出して、自宅で教室を開いてくれる外国人を募った。先生の数が増えるにつれ、口コミで利用者も増えてきた。 印刷された新聞はその場でもらえる。 あとで、メールで読んだことを連絡しておいた。
船橋工場でしかできない印刷紙面がある。 パノラマ印刷という。http://www.asahi-pt.co.jp/print_service/panorama.html 新聞の4ページに1つの原稿を印刷するものだ。 等身大のカラー印刷となる。
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Last updated
2014.12.06 07:26:05
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