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カテゴリ:千葉
千葉県香取市佐原へ行った。 少しだけ町を歩くと、ここには昭和や明治や江戸の様々な雰囲気が漂う。 ここはただの田舎町ではない。 積み重なったそれぞれの時代の反映が建物や、土地面積の大きさから読み取れる。 佐原を魅力ある町にしようとする住民主導の1991年に始まる『小野川と佐原の町並みを考える会』の活動がこの町を変えた。http://www.sawara-machinami.org/ サビや埃にまみれた過去の良さを『小野川と佐原の町並みを考える会』は磨き続けこの町の魅力を増してきた。
JR佐原駅は、小江戸の風情を出そうとしている。 すごく立派な駅舎である。 駅前に立つ看板の歴史は、佐原駅にまつわる鉄道輸送の発展を物語る。 奇しくもそれまで、海運業で栄えたこの町の輸送路転換の歴史でもある。 佐原の発展は、江戸時代の利根川東遷事業により舟運が盛んになり、東北などからの物資の集散地となる。 造り酒屋も35件もあり、醤油、酒などの醸造業も盛んになった。 関東灘とも呼ばれた。 また、京都の2代目杉本新右左衛門は「日本国中、正月の元日から商売の出来るのは、伊勢の山田と下総の佐原である」として、1786年佐原に呉服屋『奈良屋』を出店する。 そんな過去の発展の歴史を踏まえて現在の佐原が目の前に見えている。 江戸、明治、昭和と、海運、鉄道による物資の運搬でこの町は栄えてきた。
ただ、時の流れは町の建物も変え、小野川も高度成長期にはドブ川になった。 それらを変えたのは、目覚めた住民の小さな努力だ。 小さな努力が現在の大きな変化を生み出した。
「美しい日本の歩きたくなる道」500選 http://www.walking.or.jp/tournament/select500/
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Last updated
2015.12.10 04:12:54
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