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カテゴリ:多文化共生
インド人のことを知りたくなって、「ビックリ!インド人の頭の中」を読んだ。 インドの習慣など、文化に関することかと思っていたが、中を読んで本当にビックリ!した。 ヴァイシェーシカ学派というのがある。 その考え方はこうだ。 「真四角の円形ドーム」というのは、言語表現として、意義(センス)は持つが指示対象(意味・ミーニング)は持たないといったような西洋的な面倒くさいことは言わない。 「真四角の円形ドーム」は、意義(センス)も意味(ミーニング)も持つと考える。 だから「真四角の円形ドーム」は絶対にありえないものとして存在するとする。 だから、一角獣もフランダースの犬も、ありえないものとして存在してしまう。 とかく、西洋人は、デカルト以降、認識として、正しいか、間違っているかの議論を始めてしまう。 ギリシャ人が自由に語っていた魂の考えでさえ、心、→精神、→純粋意識などとあり方をはっきりさせようとする。 でも、ヴァイシェーシカ学派は、言葉にしてしまったものは、とりあえず、ある、として話が始まる
ITに強いインド人の頭の中は、コンピューターが二進法で全てを表すように、ある、ないと瞬時に分けてプログラムを素早く書き上げてしまうのかもしれない。 ビックリ!インド人の頭の中 http://homepage1.nifty.com/manikana/bikkuri/epilogue.html 民族学者の仕事場:Vol.3 立川武蔵―インド思想―実在論と唯名論の闘いhttp://www.minpaku.ac.jp/museum/showcase/fieldnews/shigotoba/tachikawa/wp05
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Last updated
2015.12.13 07:05:35
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