三鷹で飲むコーヒーはどこが美味しいだろうか。
中央通りを歩いていたら、『まほろば珈琲店』があった。
東京都三鷹市下連雀4-16-14
住宅を改造したような店舗で、店構えから美味しそうなオーラーが漂ってくる。
焙煎中とみえて、一体型の隣の『こいけ菓子店』の路地から焙煎の香りが漂っている。
煎りたての少し焦げ臭い感じの匂いだ。
オーラーというか、この美味しそうなコーヒーの香りがあたりに漂っていることが魅力である。
右のこいけ菓子店では、左のまほろば珈琲店のコーヒーを提供しているのだろうか。
HPでメニューを確認するとメニューにある。
http://koike-cake.com/?page_id=7727
こちらのお菓子屋さんもなにかのオーラーが発散されている。
多分美味しい。
店主深澤圭子さんの人柄からだろうか。
使う紅茶は、茶壺坊 淺沼幸子さんの取り扱う紅茶のようだ。http://www.chahuubou.com/index.html
そのまほろば珈琲店の引き戸を開けると、『ただいまの時間珈琲がお飲みになれます』との看板があり、そこには2時から、といった記載がされていた。
店主は奥で焙煎中のようだ。
そのため、豆を買うことにした。
メニューは、番号になっており、全てブレンドになっている。
NO.1から、NO.6まであり、アフリカとか、南米とか、フレンチとかのネーミングになっている。
アフリカと南米が気になったので、どんな感じですか、と聞くと、奥から抽出して冷めたコーヒーを小さなカップに入れて提供していただいた。
一口、口に含むとアフリカブレンドは酸味があった。
カラットしているがコクがある。少し舌に残る感じだ。
南米は、スッキリとして、ナッツのような香ばしさがある。液体はサラサラである。
迷わず、南米にした。
買って、袋入りの豆をよく見ると、粒の形が大きいものと小さいものがある。
豆ごとに焙煎度合いが変えられている。
深入りで油が浮くものや、薄い茶色のつるんとした豆もある。
概ね全体としては、中程度以上のローストになっている。
まだ、飲んでいないがこれから楽しみである。
こだわる日本人の日本喫茶文化は、日本の大いなる遺産である。
店内にギターが2本あった。
どちらもアコギなのだが、一本は、ジャンゴラインハルトが持っているようなギターだった。
店主によると、お客さんが持ち込んで置いてあるギターとのこと。
セルマーまたは、マカフェリというタイプのギターだ。
この店で、『フランス・ホット・クラブ五重奏団』みたいな欧州哀愁漂う演奏がされるとすれば、コーヒーの味わいが1,000倍うまく感じると思う。
昭和の時間感覚のある珈琲店だった。
古いというより、なにかのノスタルジーを感じる。
店主横井さんが、教科書でコーヒーの一手間について解説されている。
■ひと手間で、より自分好みのコーヒーを
差がつく1杯の作法
豆屋まほろば珈琲店・横井隆男さん
別の通りに『ハルフウェイ (half way)』というお店を見つけた。
東京都三鷹市下連雀3-17-17 1F
今風の店構えのここも気になる。
東京左半分にあるスターバックス 東京右半分にある純喫茶
ぽかぽかアジアフロさんとの出会い。