DECO COFFEE http://decocoffee.com/
東金の駅前にスペシャリティコーヒーの店がある。(山側になる。)
店主大森さんと奥さんご夫婦はSCAJアドバンスド・コーヒーマイスターの資格をお持ちになっている。
2014年ローストマスターズチャンピオンシップでは、関東Aチームとして優勝されている。
また、2015年ジャパンコーヒーロースティングチャンピオンシップでは自家焙煎珈琲DECOとして参加されて、5位に入賞されている。
http://www.scaj.org/activity/competitions/jcrc/2015results
数々の表彰状が店内に掲示されている。
東金のこの地で、お店を開いてお客さんが多いのかどうかなど心配になってしまう。
だが、その心配もいらないみたいだ。
セブンイレブン九十九里片貝店にはセブンカフェのドリップマシンが3台もあった。
さらに、東金インター店には4台もある。
すごいぞ東金。
この町ではコーヒーがたくさん売れるのかもしれない。
城西国際大学もあるので、城西国際大学で教える米国西海岸の教授にもこの日本式カップオブエクセレンスの焙煎技術を堪能してもらいたい。
城西国際大学の観光学部と組んで、房総半島の特色に育つとおもしろい。
安房鴨川 城西国際大学観光学部の彩弁当がすごい。
飲んだコーヒーはブラジルカップオブエクセレンスだった。
説明には、日本で限られた店舗のみの取り扱いとある。(店ではDECOと軽井沢の丸山珈琲で共同購入されたものが売られている。)
銘柄は「ブラジルアーリハーベスト ファゼンダオウロヴェルシ」でカップオブエクセレンス1位受賞珈琲だ。
品種はカトァイで、製法はパルプドナチュラルだそうだ。
そのコーヒーの抽出は、フレンチプレスで4分間でなされた。
なぜそうするのかと伺ったところ、カッピングがその規定で、その時間まででコーヒーの程良い成分が抽出され、それ以後は、雑味などがでるためだからだそうだ。
ちなみみ挽き方は中挽きから粗挽きで、お湯の温度は沸かしたてを注ぎ、95度目安にするそうだ。
それを4分後に金属のフィルターのフレンチプレスでコーヒーの油分もいっしょに抽出をする。
コーヒー油分にはアロマや口当たりの良さが含まれる。
飲んだコーヒーはおいしかった。
テイスト特性としてある、はちみつとか赤リンゴとかミックスフルーツ感ははっきりととらえられなかった。
冷めないうちに飲んだからかもしれない。
口当たりはスムーズで、口の中に気持ちよさの余韻が残る。
また、お店では、豆も売られている。
店では、豆ごとに、抽出したコーヒー液を置いてあるのだが、それらの香りを比べると、確かな香りの違いがある。(写真は朝で、夕方再訪時には、すべての豆が、ドリップサーバーに抽出されていた。)
コーヒーの性格が明らかに違う。
特に、インド アラクは、説明にあるとおり、本当に、マンゴのようなネットリとした甘い香りがした。
すごいぞ、このコーヒーたち。
ストレートは全部で10種類くらいあった。
冷めてこそそれぞれのコーヒーの本当の性格が立ち上がってくる。
ここには、特徴が異なる豆たちが選ばれている。
大森さんに東京並みのクオリティなのに、余計なお世話かもしれないが東金でいいのでしょうか、とお伺いすると、忙しいのはいやで、のんびりやりたい、とのこと。
素敵なロースターとお会いすることができた。
本格コーヒー漫画の決定版!!
世界を席巻する新しいコーヒーカルチャーのルーツはここニッポンにあった。
ワールド・バリスタ・チャンピオンシップ 2009日本代表岡田章宏(小川珈琲)が魅せる日本一のバリスタの技