SEKAI CAFE -Asakusa- セカイカフェ浅草
休日の浅草は混んでいた。
ランチはどこも行列が出来ている。
おいしい店には、列ができていた。
また、1食が2,000円以上のお店も並ばないと食べられないところもある。
そんな中で、「SEKAI CAFE -Asakusa- 浅草店 セカイカフェ浅草店」は違った。
http://sekai-cafe.com/
覗くとお客様は店内1組だけだ。
ドイツ語を話す4人組(おそらく家族連れ)と後から、マレーシア人の家族4人組が入店してきた。
店内は、ハラール認証の認定証が飾られている。
ポリシーやルールが英語で記載されている。
それを確認すると、アレルギー対応もされている。
グルテンフリー対応もしている。
コンセプトがいい。
「世界中の人々が同じテーブルを囲んで楽しむカフェ」
「私達は、宗教やアレルギーなどで食に制限のある方にも、食を楽しんでいただけるよう努めます。
We aim to be able to serve anyone including people who have diet limitation because of religion and allergies.」
サラダプレート 1,000円。ベジタリアン、ムスリム、アレルギー対応、オーガニックな食物が出される。
そして、HOSPITARITY おもてなし内容は、「英語対応」「FREE Wi-Fi」「Free 2‐Prong(電源設置)」「Various Payment Methods(クレジットカード電子マネー可)」となっている。
となりで話されるドイツ語には訛りがあった。
どこだろう。
少なくとも自分が習った標準語ではない。
あまり、オープンな感じではないので、視線が合い話が始まることはなかった。
後から入店したマレーシア4人家族とは、すぐに話が始まった。
「サラマット パギ(おはようございます)」
そう言って、マレーシア語で挨拶をして、奥様を中心に英語で話したが、途中から日本語で話せることに気がついて日本語でいろいろ話をした。
20年前に広島の大学に留学をされて、今回、友人の結婚式に参加して、そのあと日本国内を観光しているそうだ。
どこに行くかをいろいろと事前にネットで探して、今日は、浅草にしたそうだ。
明日は、人生初のディズニーランドへ行くそうだ。
頭のよさそうな彼女がいろいろな観光計画をどうしているかを教えてくれた。
そのカラーでプリントアウトされた英語の資料を見せてもらった。
訪問先、アクセス方法、路線、料金、移動時間がエクセルのような表にまとめてある。
すごい作業だ。
しかも、浅草、銀座など訪問エリアの英語説明のプリントがそれぞれホチキスで止められている。
また、友人に帰国後、説明できるようにと訪れた場所の集められた英語リーフレットの束を見せてくれた。
そして、浅草のハラール対応のレストラン、ホテルなどの一覧地図も見せてくれた。
https://www.halalgourmet.jp/ja
そのリストに基づいて、この「セカイカフェ浅草」がランチの場所として選ばれたそうだ。
どこで何が食べられるのか、いつも心配で、ネットで調べて移動するそうだ。
すごいお母さんである。
息子2人は、まだ、中学、高校生だと思う。
お父さんも少しだけ日本語ができた。
話を伺って、マレーシア観光客側の視点を知ることができた。
セカイカフェ浅草も、店は空いていても、ここの情報は、世界中に発信されているようだ。
店内にはお祈りスペースがある。ちゃんとメッカの方向に矢印が付いている。
ハラール認証の辛ラーメンも販売されている。
メニューもハラール、ベジタリアン、アレルギー対応と充実している。
http://sekai-cafe.com/asakusa/pdf/201602menu_asakusa_sekaicafe.pdf
スタッフに聞くと、グルテンフリーの場合は別のパンが用意されるとのこと。
店内にはムスリムスタッフはおらず、店長はアレルギー体質で、食には大変気を使う方らしい。
フェイスブックを見ると、「御徒町モスクのナズィール先生 Mr. Nazir from Okachimachi Mosque (Assalam Foundation) 」などからアドバイスを頂いているようだ。(3月12日)
https://www.facebook.com/sekai.cafe.asakusa/
こんなコメントもある。(3月16日)
連日、沢山のムスリムのお客様がいらして下さっています(^ ^)
ミーゴレンやガパオなど、SEKAI CAFEでは、色んなお料理をご用意しております
日本食に飽きちゃったなぁ〜って方も、是非いらしてみてください(⌒▽⌒)
お待ちしてます!
So many muslim customers are visiting us every day (^ ^)
We at SEKAI CAFE have different genres of food such as mee goreng and gapao!
Please do visit us even if you are getting sick of Japanese food(⌒▽⌒)
We are waiting to serve you!
日本食に飽きた日本人にもいいと思う。
浅草には、HALALラーメン 浅草成田屋というスポットもある。
http://www.fellowscompany.jp/
こちらは、企業として、あえて、ハラールフード店のフランチャイズ展開を狙っている。
どちらにせよ、オリンピックが近づき日本人が、もっと世界の人とつながるためにはイスラム理解ははずせない。
「ハラル対応ホテル」が浅草にオープン ムスリム重視 http://style.nikkei.com/article/DGXMZO95775020V00C16A1000000
香辛料専門店ジャンナットハラルフード the jannat halal food スパイス激安大久保イスラム横丁
神田外語大学 アジアン食堂『食神(しょくじん)』 漂う空気が本物
イスラム教徒の人口は2010年に約16億人に達し、宗教別の人口では世界最大となった。今後もイスラム教徒は増加し続け、2050年には世界人口の4人に1人がイスラム教徒になるという推計もある。さらに注目すべきは、その拡大する一方のイスラム教徒の実に6割がアジア地域に居住していることだ。意外に知られていないことだが、日本のビジネスパーソンにとって、イスラム市場は無視できない存在なのである。
イスラム市場へ参入する場合、切り札となるのがハラル認証だ。ハラルとはイスラム教の戒律のことであり、ハラル認証とはイスラムの戒律に沿って対応、生産されたものであることをイスラム政府当局が保証するという意味だ。イスラム教徒の消費者の心をつかむには、ハラル認証の取得が不可欠となっている。このハラル認証は、近年では、食品のみならす化粧品、医薬品、シャンプーや歯磨き粉等のトイレタリー製品、物流、ホテルや観光施設等のサービス業までも広がりつつある。
ハラルは厳格だ。だから日本人に向いている!日本のハラル環境整備に尽力するマレーシア人(元留学生・現経営者)とマレーシア進出に精通した若き日本人経営者が、イスラム教の基礎から海外進出のノウハウまで伝授!
第1部 ハラルビジネスの現在(ハラル対応後進国ニッポン/イスラム教とハラル/22億人のイスラム市場/イスラム市場への進出/オールジャパンでハラル対応)/第2部 マレーシアへのビジネス進出(なぜマレーシア進出なのか?/会社設立とサービスオフィス立ち上げ/ROIによるマレーシア進出支援サービス/未来へのビジネス戦略/対談 海外進出が当たり前の時代になすべきこと)
ハラルな生活に必要な食べ物、化粧品、観光、物流、金融、医薬品などの情報を紹介。
第1章 法学とハラル認証/第2章 ハラル食製品とプロセス/第3章 ハラル化粧品、日用品、医薬品/第4章 ハラル・ツーリズムと接客業/第5章 イスラム銀行と金融/第6章 その他の分野のハラル
第1部 ハラル制度の概要(イスラム食品市場/ハラルとは何か/ハラル制度の内容/ハラル認証の手続き/世界のハラル制度/企業にとってハラル認証の難しい点/成功事例とその要因/トラブル事例とその原因/ハラル制度の実務における誤解)/第2部 ハラル制度に関するQ&A(市場/ハラル制度と法令/ハラル制度の国際的整合性/ハラル制度の内容/国内のハラル/その他のハラル)